日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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(Live) MNG(水岡のぶゆきグループ)

2013-03-29 22:20:17 | 音楽、ギター、カラオケ
 「にっしー」のライヴレポート書いてないのに、こちらを先に緊急アップです。原稿がんばりましたよ~!(笑)

 久々のMNG、と言っても今日は水岡さんのソロ。あれ、ソロで聞くのは初めて?そしてMNGよりもっと久々な、赤坂のお店。前回は2011年3月19日、東日本大震災から間もない時だった。あれから2年ちょっと経った今年は1年経った昨年より妙に震災のことが気になり、節目の月にぜひこの店でのライヴを聴こうと思った。まったく勝手な思い入れ。今夜は東京に異動されたばかりの櫃間親分(仮名)をお誘いした。以下セットリストです。☆がオリジナル。

(1st stage)
・What a wonderful world
 ジャズな入り。2年前にも思ったけどピアノの音いい。PAはマイク用のみ。
☆Green field
 左手の和音展開、ダンパー(=右)ペダルの使い方なんてところに気が行ってしまう。今日は、メロディもさることながらベース音を聴いてみようと思った。結果、すごく勉強になった。
・Autumn leaves(枯葉)
 ちょっと遊ぶ右手、三拍子四拍子と変わるリズムが、ちょっと明るく春めいてきた気候にマッチしていたような。
・Coffee rumba
☆悲しくて
 CDや過去のライブは本当にしんみりとした曲だったのが、少し流れる感じで弾かれた。悲しみが薄れた?左手のリズムがメインになった感あり。それに合わせて右がメロディと言うよりリフ入れてる印象。
・道化師のソネット
 言わずと知れた(?)さだまさし。以前プライベートに近い形でさだ曲を弾かれるのは聴いてたけど、通常のライヴでってのは初めてかも?原曲もイントロはピアノが使われているんだけど、そのモチーフは残しながらちょっとスローかつリズムに緩急をつけたアレンジ。
・My Favorite Song

(2nd stage)
・We're all alone
☆夢歩きて ~ちいさんに捧ぐ~
 今日はインストで、「水岡節」全開の落ち着いた構成。
・I got rhythm
 ガーシュインの曲。中間はスウィング、最後は高速フィニッシュ!
☆絆
・Tennessee waltz
・Spain
 ピアノ一台のアレンジで、これまでとは全く違う仕上がり。少し控えめなスピードとタッチ、いつもが激情なら今日は憂いを秘めた感じ。

(アンコール)
☆夢桜
 時期的に、時間的にまさにコレでしょう♪リクエストに応えて頂き有難うございました!やはり良いです。個人的には前向きと言うより内省的、自省的に聞きます。その意味でも今晩聴けたことは本当に良かった。


 2年前、通りに人影は少なく、街は暗かった。店のお客さんも少なかった。水岡さんに限らずミュージシャンは皆「こんな状況下で音楽なんてやってて良いのだろうか」と悩みながら演奏していたし、聴く方も「ライブ聴いてるヒマがあったらボランティアでも行くなり、ライヴチャージを募金した方が良いんじゃないか」と考え込みながら耳を傾けていた。

 今日は全テーブルが埋まる盛況ぶり。前回ぽつんと一人で座ってたけど今回は一緒に音を楽しむ友人がいて、曲の合間にウンウンと頷き合う。少なくとも東京では、生活はあの当時とは変わった。でも別の意味で変わってしまったり、悪い意味で変わらないままの人々も少なからずいる筈。そんなことも考えさせられる音、行って良かったです。写真は、盛り上がったライヴからクールダウン中のところをポーズ取って頂いたもの。

 2013年3月28日 赤坂・杜のうた にて
コメント (2)
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2013年3月22日 医者めぐりの歌

2013-03-29 21:19:47 | ノンジャンル
 今日のタイトルは宮沢賢治「星めぐりの歌」から拝借。かつてJR東北新幹線の停車駅チャイム(現在は廃止)にも使われた曲です。えっそんなの知らない?そうですか。(涙)

 音楽はさておき、「殺しても死なない」と揶揄されるほど健康に見えるワタクシでも、年イチの人間ドックをやると不具合は指摘されるのです。今日はその事後フォローで、会社を早退して医者めぐりしました。

 まず歯医者。虫歯がないことはないのですが、数年間治療していない。幸い進行はしておらず「C0」数本。「それよりも歯石除去ですね、これは1回や2回じゃムリだなぁ」ハイ、すみません。歯石が付き易い唾液質と言うことは分かってるんですが、ここ暫く定期的な除去をサボっておりました…4月から通院します。

 続いてメインイベントの目医者。眼科なんて、メガネの検診を除けば生まれて初めて?「強度近視」「正常眼圧緑内障」と診断されました。裸眼視力、0.03と0.05「メガネ強度6.5か7.0くらいなんです」「ちゃんと矯正するなら9.0ぐらい必要ですよ」げげ、もう少し悪くなったら視覚障害者認定がとれてしまう(片眼0.02以下、もう片眼0.6以下らしい)じゃないか。

 検査方法が良く分からなかったこともあり、緑内障の検査結果はかなり悪かった。普通100とか120が最低ラインの数値が80台とか、何とか…ただし眼圧は正常なので、上記診断となったわけで。治る事はなく、正常範囲内とは言いつつも眼圧(現状17.0程度)をさらに下げること(目標13.0以下)で進行を阻止すると言うことで、朝晩1回づつの点眼薬を処方。色々な身体障害あるけれど、視覚を失うことが一番怖いのでマジメに点眼しよう。

 最後は、かかりつけ医による健康診断。当日5分の差で間に合わず、翌日受診。これは何事もなく、先生と世間話だけして「OK」となり帰ってきました。

 早めに行く、真面目に治療する。当たり前だけど「もう若くない」と自覚して節制しますです。




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【本】平野暁臣著 「岡本太郎 -『太陽の塔』と最後の闘い-」(PHP新書)

2013-03-29 07:34:23 | 本・映画・展覧会
 やぁ、書くのがすっかり遅くなってしまった。

 岡本太郎は昔から好きじゃなかった。いわゆる常識はずれな人だから。今も、根本的な印象は変わっていない。だが、言い方は変えたいと思う。「作品は好きだけど、本人とは付き合いたくない…いろいろ厄介事に巻き込まれそうだから」まぁそれくらいチキンな私なわけです。自分の場合、感性より理性って感じかなぁ。でもね、「顔のグラス」あれはもう一度欲しい。子供の頃ウチにもあったんだけど、割れちゃったのか今は無い。惜しい。欲しい。復刻版、出したら売れるんじゃないかな。

 絵画もあれば立体物もあり、さらには書き物まである巨人・岡本太郎だが、やはり一番インパクトがある作品は「太陽の塔」だと思う(しかし渋谷駅の「明日の神話」も捨てがたい…)。何だか分からないけど人間みたいな「顔」を持った塔がヌッと聳え立ち、夜にはビカーッと光線を放つ。今でも、たまにあの辺に行くと「塔」を見て何だかホッとする。ただし、万博へは行ったんだけど塔の内部を見た印象がまるで残っていない。印象に残ってるのは、いったん福岡へ行きそこから親戚親子と急行の寝台車に乗り、夜中に上段から床まで落ちたこと!怪我はしなかったようだけど。

 で、本書は、岡本太郎とも近しかった著者による「太陽の塔」入門書とも言うべき一冊で、同塔に興味のある人なら間違いなく面白く感じるはず。経緯や構造、エピソード。写真や図表も収められており、今さらではあるが知識を得ることができた。いやー、やっぱりすごいわ。見に行きたくなったぞ。そう言えば近くは何度も通っているけど、万博記念公園に入って塔の足元まで行ったことってないかもな。決めた!今度平日に休んで日帰りしよう…没後もそれくらいパワーも持ってる人なんですね、TAROさん。でもその前に青山の記念館か川崎の美術館へ行かないとダメかも?だって著者、青山の記念館の館長だもの!

 2013年3月14日 自宅にて読了
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