所用でJR中央線の武蔵境駅まで行ったので、帰りに普段なかなか行かない写真ギャラリー巡りをしてみようと思った。武蔵境出発が15時半なので時間との闘いだな。まずは新宿。
コロンビアの先住民族の集落へ何年も通って撮り溜めた作品群からのセレクション。長年通って住民に心を開いてもらい、本当に素の表情を引き出したり部外者には公開されない儀式を写したりと言うケースはままある。執念もしくは根気の賜物、近くも無い場所に継続して通うだけでも尊敬に値する。
撮られた写真にはキャプションが付けられており理解しやすい。民俗学的に行事や伝承ばかり撮っているわけでなく、日常生活のワンシーンも多数あることがその地の人々の暮らしを良く伝える。祭りも葬儀もある。暮らしは貧しい。
ひょっとしたら背景には先住民族への差別とか迫害とか、以前見たような強制移住とかあるのかもしれないが、本展ではそうした事柄は触れられず、抗議している印象も受けない。純粋な記録として、作者の素直な感情の発露として撮影が行われていることを願いたい。
2016年9月4日 ニコンサロンbis新宿にて
コロンビアの先住民族の集落へ何年も通って撮り溜めた作品群からのセレクション。長年通って住民に心を開いてもらい、本当に素の表情を引き出したり部外者には公開されない儀式を写したりと言うケースはままある。執念もしくは根気の賜物、近くも無い場所に継続して通うだけでも尊敬に値する。
撮られた写真にはキャプションが付けられており理解しやすい。民俗学的に行事や伝承ばかり撮っているわけでなく、日常生活のワンシーンも多数あることがその地の人々の暮らしを良く伝える。祭りも葬儀もある。暮らしは貧しい。
ひょっとしたら背景には先住民族への差別とか迫害とか、以前見たような強制移住とかあるのかもしれないが、本展ではそうした事柄は触れられず、抗議している印象も受けない。純粋な記録として、作者の素直な感情の発露として撮影が行われていることを願いたい。
2016年9月4日 ニコンサロンbis新宿にて