【ぼちぼちクライミング&読書】

-クライミング&読書覚書rapunzel別館-

五月山

2010年03月22日 16時07分54秒 | 登山&アウトドア(関西)

連休如何おすごしでしたか?
私は、毎日読書。
でも、同じ姿勢で固まっているのは身体によくない。
ハイキングに行ってきた。
今回は、五月山。
阪急池田駅から、20分ほど歩くと案内所がある。

案内所→秀望台→五月台→ひょうたん島→さつき橋→池田城跡→池田駅
歩行1時間45分、距離4.5km
資料データは先日購入した「行楽の山歩き」(東京地図出版)より。

どうして、ここを選んだかというと、案内所の横に五月山動物園(無料)があるから。
資料によると、ここにウォンバットがいる、とある。
うん、確かにいた。
ただ、木の穴にかくれて出てこない。
その代わり、ワラビーとエミューが愛想を振りまいてくれた。
ウォンバットはかつてオーストラリアに登りに行った際、アプローチ名がウォンバット通り。
ウォンバットが棲息しているのであろう。
でも、その時は見ることが出来ず、カンガルーさえ出会えなかった。
その時の、無念を少しはらすことが出来た。
いずれ、再訪してウォンバットやカモノハシにも会いたい。

ワラビー(カンガルー)写真
ワラビー(カンガルー)
オーストラリア東南部タスマニア島などの低木林や藪地に棲む。樹皮や樹葉、主に草を食べる。ふつう単独行動をするが、夜間、餌を食べに30頭以上もの団体行動をすることがある。前方に開口した育児嚢で子を育てる。子は袋の外で生活するまでに8~9ヶ月程かかる。

ウォンバット写真
ウォンバット
オーストラリア南東部及びタスマニア島などの丘陵地に棲む。夜行性傾向が強く、昼間は長さ3~9メートルの巣穴に潜んでいる事が多く、草や根・茎を食べる。コアラの近縁種で、後方に開口したした育児嚢を持ち、子はその中で6ヶ月くらいまで過ごす。

エミュー写真
エミュー
オーストラリアの多雨林や草原に広く棲む。メスは濃緑色の卵を7~20個産卵すると巣を離れ、オスが抱卵や育雛など、18ヶ月にも及ぶ子育てを行うという習性を持つ。


「行楽の山歩き」(東京地図出版)


「茶々と信長」秋山香乃

2010年03月22日 15時22分38秒 | 読書(小説/日本)
「茶々と信長」秋山香乃(文芸社)

幕末・新撰組を得意とする著者だけど、戦国ものも書かれている。
それが、お茶々をヒロインとする3部作。
この後、「茶々と秀吉」「茶々と家康」と続く。
さて、物語は於市が浅井長政に嫁ぐところから始まる。
この時、於市22歳。
この当時としては、年増と呼ばれる齢。
(もっと若くして輿入れした、と思っていた)
こういう、思い違いを正されるのも楽しみ。

歴史小説は歴史を変える訳にいかない。
故に、骨子とストーリーは決まっている。
それでも読むのは、知識の確認と演出を楽しみたいから。
浅井長政に輿入れした於市は、ご存じのように娘を産む。
於茶々、於初、於江、の三姉妹。
浅井長政は、長女に初と名前をつけたかったようだ。
でも、信長が茶々と申し入れてきた。
そこで、次女の時に初と改めて名付けた、と。
これも、私が疑問に思っていたこと。
次女なのに、どうして『初』なのか、と。
これで、納得。

さて、最初に書いたように、この「茶々と信長」では、於市の輿入れから始まる。
その後、輿入れ先の浅井長政を信長の命で秀吉が攻め落城。
その時、於茶々六歳、於初五歳、於江一歳。
さらに、柴田勝家への於市の再嫁。
再度、輿入れ先の柴田勝家を秀吉が攻め落城。
これが、最初の落城から10年後のこと。
さて、これからどうなるのか?!
(もちろん、三姉妹の運命は分かっているけど)
次は、いよいよ核心に入っていく。
(ちなみに、私は於江ファン)

【ネット上の紹介】
戦国の世にあって一人合理的な精神を持ちながら、中世特有の残虐性から逃れることのできなかった天才的武将・織田信長。
その信長の懐の内で生きていくしかなかった於茶々。
彼女は、父・浅井長政を伯父である信長に討たれるという運命を受け入れざるを得なかった。
しかし、於茶々は幼くして信長に明確な殺意を抱く。
「信長は妾(わらわ)が殺す」と……。
新選組を中心とする幕末物の傑作を数多く発表し、読者の熱い支持を得た著者が戦国時代に初めて材を採り、情感豊かに描く長編歴史小説。