1993年海外シリーズ、ドイツ写真を紹介する
今まで、フランス、イタリア、アルプスと紹介してきたが、これが1993シリーズ最後。
写真を紹介する前に、ヨーロッパ各国の印象を記しておく。
ドイツはパンがうまい。パンの中にヒマワリの種とか穀物が入っていて、でかくて重い。
ドイツのケーキも美味かった。
料理は素朴で、肉、ジャガイモ、チーズがメイン。
ドイツでクライミングと言えば、フランケンユーラ。(アクシオンディレクトがあるところ)
ルートはポケットが多く、ムーブも難しいのが多い。パワー+ムーブが必要。
ピンの間隔が遠い、1ピン目が遠いルートもあった。
ヘンゼルとグレーテルのように、森の中を歩いていると岩が忽然と顕れる、って感じ。
どのエリアもキャンプ場から車で30分くらいの場所にあった。
季節は6月初め~8月末がベスト。(ただし、雨が多い)
フランスはキャンプ場から1時間くらいの岩場が多かった。
ヴォルクス、ビュークス、シャトーベール、カランクの各エリア、オルゴン、シマイ・・・いろいろある。
その分、多彩なムーブとホールドが楽しめる。
但し、セユーズは独立して離れている。
ブリアンソンと南仏の中間くらい。
我々は、セユーズにブリアンソンからアプローチしたがけっこう遠い。
食べ物では、バゲットとチーズが美味かった。(プリンも)
クロワッサンは、南仏ではあまり見なかった。(パリでは朝食に付いてきた)
南仏は5月上旬には暑くて登れなくなってきて、5月中旬ブリアンソンに移動。
そこでも暑かったので、6月上旬、さらにドイツに移動した。(ドイツは涼しい)
秋は10月くらいからよい状態になり、12月下旬は季節風が吹いて寒い。
ただし、10月になると、ほとんどのキャンプ場が閉鎖。アパートを借りた。
イタリアの岩場はアルコを中心に登った。
当時は開拓途中なのか、そんなにエリア数はなくて、1ヶ月くらいで飽きた。
今なら、もっと楽しめるかも。
観光では、アルコからベニスが近いので、レスト日に訪問した。
フィレンツェとローマも観光枠で訪問。
ピザとスパゲッティも美味い。ジェラートも。
クライミング以外で楽しめる要素が多いのがイタリア。
我々は9月初旬から9月末まで登った。けっこう暑かった。
アルコにはキャンプ場が2箇所ある。街に近い方が便利、歩いて買い物に行けるから。
スペインは、行っていない。
なぜなら、当時開拓中か、未開拓で、情報が入ってこなかったから。
どちらかというと、スペイン人がフランスに登りに来ていたくらい。
ビュークスで、「ボンジュール」と挨拶すると、
「我々はエスパニョール、だ」、と返された。
そして、ビスケットをくれた。(私が空腹に見えたのかもしれない)