【ぼちぼちクライミング&読書】

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「美麗島紀行」乃南アサ

2018年11月20日 22時16分33秒 | 読書(台湾/中国)


「美麗島紀行」乃南アサ

美麗島とは台湾のこと。
「六月の雪」の基となる紀行文だ。

P12
今回から始まる「美麗島紀行」は、ある時代は同じ国民となり、また離れ、それでもよき隣人であり続ける台湾の「今」を見つめ、書き留めていくことと共に、「今に至る」人々の記憶と、かつてこの島で生き、暮らした人たちの息吹を記していくことを目的にしている。そうすることで、合わせ鏡のように今の日本がまた見えてくると思うからだ。

P23
「これはヒルギの木です。六月になると真っ白い小さな花が一斉に咲きます。台南には雪は降りませんから、私たちはその花を『六月の雪』と呼んでいるんです。綺麗ですよ」

P213
始めて台湾を訪れるという人から「おすすめの場所は」と尋ねられると、私は必ず国立台湾歴史博物館と答えることにしている。

P222-223
(裕仁)親王の台湾訪問を機に、それまではマハマヤンあるいはシルビア山などと呼ばれていた台湾第二の山は「次高山(つぎたかやま)」と名を改められ、また「先住民の名称を従来の『蕃人(ばんじん)』から『高砂族』に改め」(伊藤潔『台湾』中公新書)ることになった。
 山の名を改めたのは、かつて明治天皇が台湾の最高峰モリソン山を富士山よりも高い、つまり日本の新たな最高峰であるという意味で「新高山」と改めたことを意識しての事だろうし、原住民の名称に対しては、「自国の民」であるのに、清の統治下にあった頃からの呼称とはいえ、「番」あるいは「蕃」という文字は使いたくないとの考えからだろう。

【ネット上の紹介】
人気作家・乃南アサが台湾各地をくまなく巡り、台湾と日本の深い関係性についてその歴史から思いを馳せる異色の台湾紀行。著者自らが撮影した、台湾各地の情緒あふれる写真とともに構成する。
時空を超えて息づく島
夏場も時代も乗り越えた小碗の麺
牛に引かれて、ならぬ「牛舌餅」にひかれて
台中で聞く「にっぽんのうた」
道草して知る客家の味
過去と未来を背負う街・新竹
「お手植えの黒松」が見てきた歳月
宋文薫先生夫妻
淡水の夕暮れ
矛盾と摩擦の先にあるもの
日本統治時代の幕開けと終焉―宜蘭
嘉南の大地を潤した日本人―八田與一
「文創」が生み出すもの
三地門郷で聞く日本の歌
「帰れん港」と呼ばれた町・花蓮
出逢いと別れを繰り返す「雨港」―基隆
夕暮れの似合う街・台南ふたたび
手のひらに太陽を
「日本人だった」―台湾の老翁たちにとっての日本統治時代


ギア購入

2018年11月20日 21時47分52秒 | クライミングギア&登山装備

4年ぶりに梅田・ロッジに行ってきた。(梅田に出るのも4年ぶり…人混み苦手なので)
いくつか山用ギアを購入したので【覚書】として記録しておく。
ISUKAロングスパッツ:4,500円
スパッツ替えゴム:400円
LEKIトレッキグポール:7,000円(1本だけバラで購入)
厚手靴下:2,400円
シュリンゲ3㎜×5m:300円
シュリンゲ4㎜×5m:400円