【ぼちぼちクライミング&読書】

-クライミング&読書覚書rapunzel別館-

「更紗屋おりん雛形帖」篠綾子

2020年01月10日 15時37分51秒 | 読書(歴史/時代)
「更紗屋おりん雛形帖」篠綾子
全6巻のシリーズ。
タイトルは次の通り。
第1巻 墨染の桜
第2巻 黄蝶の橋
第3巻 紅い風車
第4巻 山吹の炎 
第5巻 白露の恋 
第6巻 紫草の縁 

呉服屋の一人娘おりんは、政争に巻き込まれた父が亡くなり、店もなくなり、京都から叔父を訪ねて江戸へ出る。
しかし、江戸にあるはずの店も閉じていた。
ここからおりんは奮起する、店を再興しよう、と。
現在の三井財閥・三越の前身「越後屋」にお針子として雇われる。
実は、おりん、「針仕事の達人」だった。
実在する有名人物多数出演。
柳沢吉保、松尾芭蕉、新井白石、八百屋お七・・・歴史とフィクションが絡み合う作品だ。

【ネット上の紹介】
五代将軍後継問題で世界が騒いでいた頃、父を亡くした京の呉服屋の一人娘おりんは、叔父を頼り、江戸へ出た。が、江戸の店はすでに閉じ、叔父夫婦と三人で長屋に暮し始めた。身に付けた裁縫の腕で日銭を稼ぎ、ひょんな事から、日本橋の越後屋の主と関わりを持つことになった。果しておりんは店を再興できるのか。