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「ニッポン博物誌」矢口高雄

2021年07月16日 07時58分34秒 | 読書(マンガ/アニメ)


「ニッポン博物誌」矢口高雄


当時サルはマタギたちにとって またとない狩猟対象獣であった
なにしろ その毛皮は1枚で熊の毛皮3枚分に相当する値段でとりひきされていたし・・・・・・
胆のうもまた熊の胆のうと同じ要領で精製したものが子供のひきつけの妙薬とされ・・・・・・
骨もまた たき火で乾燥しサメ皮ですって粉末にしたものが病気によくきくといわれていた

秋田県増田町に伝わる「義人久蔵伝」をもとに創作されている


【参考リンク】

「羆風,飴色角と三本指」戸川幸夫/矢口高雄

「マタギ」矢口高雄


【ネット上の紹介】
矢口高雄画業50周年。名著復活第一弾!大自然の掟を厳粛に描きだす感動のドラマ集。矢口高雄の隠れた名作『ニッポン博物誌』の初の文庫化! 730ページ以上の大ボリューム。限りなく美しい日本の自然!だが、その美しさの陰には、食うものと食われるもの、栄えるものと滅びゆくものの、あまりにも厳しい大自然の掟があった!!しかし、悲しみにいろどられた争いのなかには、われわれ人間を深い感動の世界へいざなうドラマがある。大自然のなかで懸命に戦い生き抜く動植物と、その生命の厳粛さを見つめた矢口美学の結晶。全20編一挙収録。待望の文庫化。