「「正義」の嘘」櫻井よしこ
P79
大江(健三郎)さんが、現場へも行かず、沖縄の那覇で沖縄タイムスの記者か誰かの話を聞いて、『沖縄ノート』に書いた。それはまったくのデタラメでした。
後に曾野綾子さんが渡嘉敷にも行って取材し、証言をとって、『沖縄ノート』の記述はおかしいですよと指摘しました。(中略)
そして「私が現地に行って調べたら、こういう資料がありました。だからこれを差し上げましょうか」と。すると、大江さんはいきなりガチャンと電話を切った。
P147
「正当防衛」は実は、自己と同時に他人を守るものなのです。
日本国刑法でも、正当防衛は〈急迫不正の侵害に対して、自己又は他人の権利を防衛するため、やむを得ずにした行為〉(第36条)となっています。
P228
植村隆さんは韓国人と結婚し、その義母は「太平洋戦争犠牲者遺族会」の幹部・梁順任氏でした。遺族会は慰安婦裁判で日本政府を訴えた原告の団体です。
(中略)
利害関係者にその記事を書かせていいのか、という倫理の問題です。
【参考リンク】
元朝日「植村隆」敗訴に韓国が沈黙する理由
元朝日の植村隆氏、敗訴確定
【ネット上の紹介】
平和、弱者、隣国、原発…戦後正義の暴走が一目瞭然!言論テレビのキャスター、櫻井よしこ氏と花田編集長が初タッグ!6人の論客を招いて戦後日本の謎をひもとく。
第1章 慰安婦問題だけではないメディアの病
第2章 イデオロギーのためには弱者を食い物にする
第3章 「けちな正義」の暴走
第4章 世論はこうしてつくられる
第5章 軍事はイメージとイデオロギーで語られる
第6章 勘違い「リベラル」と反日
第7章 朝日新聞が歪めた事実と歴史