「ラヴァーズ・キス」吉田秋生(小学館)
久しぶりに読み返した。
(約15年ぶり)
「海街」と絡んでリンクしてる作品だから、読み返したのだ。
登場人物も複数かぶるから。
風太君がサッカー少年として尾崎家の食事風景に登場。(2巻P72)
「おっ」、って感じ。
既に「物語」は始まってたんですね。
折り返しの「作者からのメッセージ」に次のようなコメントが・・・
「私は東京生まれですが、父の仕事の関係で数年鎌倉に住んでいました。
鎌倉での生活は楽しいことばかりで、今でも鎌倉は第二の故郷みたいに思っています。
また、大好きな鎌倉を舞台にしたマンガを描きたいな」(1996/4/20)
・・・この頃から、暖めてたんですね。
ところで、好きなシーンは、依里子が自宅のピアノをつま弾きながらのセリフ。
「すっかり音がくるっちゃって・・・
もう長いことだれも弾いてないし調律もしていない
たかおちゃんちの愛されてるピアノとは大違いだ
調律が必要なのはピアノだけじゃない」
・・・もう、ほとんど文学ですね。
「海街」&「ラヴァーズ・キス」、人物関係は、
「すずちゃんの鎌倉さんぽ」に相関図が出てる。
PS
ところで、登場人物の一人が鷺沢さん、って名前。
著者・吉田秋生さんが、小説家・鷺沢萌(さぎさわめぐむ)さんにエールを送っている。
詳しくは、「ダ・ヴィンチ」2008年12月号、P112-P113。
なお、鷺沢萌さんは、2004年4月11日、自殺された。享年35歳。(合掌)
「愛は苦手」山本幸久(新潮社)
山本幸久作品、最新刊。
短編集、8編収録されている。
「カテイノキキ」
「買い替え妻」
「ズボンプレッサー」
「町子さんの庭」
「たこ焼き、焼けた?」
「象を数えて」
「まぼろし」
「愛は苦手」
私は、山本幸久さんの作品すべて読んでいる。
なぜなら、心を揺さぶられ、慰められ、安らぐから。
派手な事件は起こらないんだけど、読後のカタルシスはトップクラス。
「あぁ、いいものを読んだな」、と。
性悪説を信じる私であるが、この方の作品を読むと、
日本人も、まんざら捨てたものではない、と思ってしまう。
どの作品もすばらしいが、特に最後の2編は好み。
「まぼろし」は他の作家だと、どろどろした内容になるでしょうね。
山本幸久さんが処理すると、まるでおとぎ話のような雰囲気。
元気のでるエンディング。
「愛は苦手」は、もろ好み。
この造形と心理描写・・・見事!
書けそうで書けないのが、働く女性の心理。
このあたり、絶妙に巧いのは(他に)奥田英朗さんくらいでしょう。
(もちろん、女性作家だったら何人かいる)
欺されてと思って、「愛は苦手」だけでも読んでみて。
感情のうねり、読後の感慨と余韻・・・見事だから。
この作品は、人物の対比が効いていている。
ワガママな母親とけなげな娘。
娘がホントはピンク色が好きなのに、母の好みの色を買おうとするシーンに泣ける。
あと、ゲイカップル・遥とタカシの対比も巧い。
もちろん、ヒロイン・モエ姉さんと職場のお局様・琴音。
日本の文壇も、読書界も、もっと山本幸久作品を評価すべし。
(ユーモア小説、って評価しにくいのだろうか?)
【ネット上の紹介】
「アラフォー」って自分で言うのは許せるけど、他人にそう呼ばれると、なぜかイヤ。
20代はみんな私に優しくて、30代も大丈夫と思ってて。
でもなんだか、気がついたら前に進めないよ……。
高校生になった娘を持て余す彩子、
ついに一人で家を買った可憐、
ダメで強引で温かかったあの人の死を聞いた静子、
よくわからない「愛」ってものを考えてみる茂絵。
揺れる彼女たち八人の心を穏やかなユーモアに包んで描く連作集。
どれもすばらしい山本幸久作品群!
女性心理で、山本幸久さんに匹敵するのは、この方くらいか?
ito君が、8c+をRPした、と。
感激したので、連絡をとって、メールをやりとりした。
本人了解のもと、内容を公開する。
皆さんの励みにもなるし、モチも上がる、と思う。
まず、スペインでの訪問エリアはシウラナとサンタリーニャ。
今回のツアーで登った主なルートは、次のとおり。
8b+、4本:
ドグマ、カレアボロカ、・・・シウラナで2本。
ロックファックス、ロリータシャル、・・・サンタ リーニャで2本。
8c、3本(なお、前回2本RPしているので、合計5本となる):
イングラビス、ロリータシャルマEX、ファベリータ、・・・全てサンタリーニャ。
8c+、1本:
イングラビスEx・・・サンタ リーニャ
以下、ito君からのメールの転載・・・
★(イングラビスEx、8c+について)
とりあえずルート説明ですが、サンタリーニャのど真ん中付近をインナーのガバやポッケをつないでトラバースしていく素直なルートです。
そこから一気にガツンと悪い核心。
コルネとアンダー一本指こなしたら、8b+の核心のパートに合流。
息つく暇なくやってくるのでかなりココでボディーがやられます。
ちなみにふり続く雨でこの一帯が染み出して苦労しました。
あとは微妙に落ちそうなパートはありますが、ここまできたら8cは終了です。
そしてガバでレストしたら、ここから本番。
カチの連続から続くガストンポッケ止めて、悪いカチとスローパーでクリップしたら、更に真上にあるアンダーをガストンし、
体幹で体を押し上げて更にアンダー、そして極悪カチでランジでフィ ニッシュです。
★(グレードについて)
他の8c+と比べるとムーブ自体さほど悪くはなく、お買得感はあります。
ただ体が万全では無い僕にとっては、体幹、前腕、精神全てが半端無いくらいに限界に達するルートで、最後のランジが簡単にはとまりませんでした。
8c+、日本にいる時は時間の問題かな~なんて思ってました。
でもハッキリ言って完全に井の中の蛙でした。
日本の高グレードのグレーディングはまた別物ですね
(スライドがあっているかどうか・・・)
僕的にはメタフォースがグレードダウンされ て8cとスライドがあう感じがあります。
8cと8c+の間にはとてつも無い壁がある様な気がしました。
そしてヨーロッパの連中はそれをわかってます。
とにかく8c+になると全くムーブが出来なくなる様なものが殆んどでした。
次回はそんなスタンダードな8c+を登りたいです。
★(今後の展望とトレーニングについて)
ちなみにさっき8cと8c+の違い書きましたが、8cを5本登れていてもそう思います。
というか登ったから余計に違いに気付いたのかもしれません。
なので9aはかなりヤバイですね。
でもココまで来てようやく、自分の弱点だけでなく、多くの失敗に気付かされました。
トレーニングは全て一からやり直しかなーと5年経って出した答えです。
でも一つだけ絶対に忘れたく無いのは「あきらめたらあかん」って事ですか。
でもこれからは少し肩の力ぬいてtake it easyで。
(以上、転載終了)
いかがでしたか?
励みになりましたか?
モチも上がりましたか?
我々も目指すグレードは違っても、同じクライミングの同志。
参考にすべき点を取り入れ、見習いたい。
ところで、上記コメントでも触れているように、かなり体調悪かったようだ。
オーバートレーニングからくる慢性疲労。
眼の調子も悪く、視界不良。
それにもかかわらず、成果を出したのは自信につながった、と思われる。
(私は底力を感じた)
クライミングを始めて約5年。(それも、20代半ばから)
こんな短期間で、よくこれだけ上達したものだ。
驚異の身体能力と精神力だ。
今後のますますの健闘に期待したい。
(でも、故障と怪我には気をつけて・・・クライミング界に『休業補償』の言葉はないから)
「隣の女」向田邦子(文春文庫)
短編集、次の5作収録。
「隣りの女」
「幸福」
「胡桃の部屋」
「下駄」
「春が来た」(これが絶筆となる)
昭和55年から56年の作品が集められている。
向田邦子さんは昭和56年8月の航空機事故で亡くなれれているので、
最晩年の作品集、ってことになる。
(以下、ネタバレ有りなので未読の方注意)
「隣りの女」は、平凡なサラリーマン夫婦の隣に、スナックのママさんが住んでいる、って設定。
この夫婦の妻が浮気をするんだけど、その時の夫とスナックのママさんの会話。
「結婚して」
「七年です」
「水商売ってのは七年やれば一人前だけど、結婚てのは七年じゃだめなのねえ」
その後、ママさんは、その夫を自分の部屋(つまり隣家)へ誘う。
「おんなじ間取りだね」
「そうよ。同じ間取りよ」
ワイシャツを脱がせ、集太郎の手を自分のからだに廻させた。
「女も同じ間取りよ」
・・・この会話、うまい!
さて、この後どうなったか、自分で読んでみて。
「幸福」はドラマ化もされたようだ。
姉妹2人が登場するけど、この人物描写がうまい。
―妹を正座で楷書とすれば、姉は膝を崩した行書草書であった。
さらにインパクトあるのは、またまた匂いについて。
ヒロイン・素子のワキガが超くさい、って設定。
未だかつて、こんなヒロイン設定があっただろうか?
やがて、それがオチにつながっていく。
「胡桃の部屋」は、私の一番の好み。
父が蒸発して、若い女と住んでいる、って話。
父がいなくなったため、娘の桃子は「父」の役をやらざるをえない。
ニックネームが桃太郎。
職場の慰安旅行にも行かず、真面目にOLをして、弟や妹の学費をかせぐ。
もっとも印象に残るのは、桃子が父の愛人がやってるおでん屋を訪ねるシーン。
P141・・・
急に女が、あ、と言った。
急に真面目な顔になり、スカーフを取ってお辞儀をした。おでん鍋に頭がくっつく程の、ひどく切実なお辞儀だった。
・・・いきなり核心描写で申し訳ない。
これも、その後の展開どうなるか読んでみて。
まだこれは中盤どころ、最終にどんでんがえしがあるから。
ところで、読んでいて、もうなんか『海街』(吉田秋生)の長女・幸(さち)を思い出した。
長女はどうしても「強く」ならざるをえないのだろう。
「下駄」は、父親が母親以外に生ませた「弟」が突然現れる話。
妙に嬉しかったり、腹立たしかったり、その微妙な心理描写がうまい。
「春が来た」は、絶筆となる最後の作品。
直子が恋人・風見を家に連れてきたことから、様々な波紋が広がる様子を描く。
「せつない」状況を小説で描くのは難しいが、見事に表現している。
(↑「海街diary」、現在3巻まで出版されている、未来の古典間違いなし!)
「でこでこてっぺん」ゲキ(山と渓谷社)
これは面白かった。
期待以上のおもしろさ。
思わず声を出して笑ってしまった。
山、沢、岩の知識があるほど、笑える。
でも、「山」に限定しなくても、充分おもしろい。
(他のジャンルにも挑戦されたらどうだろう?)
とは言え、「山」をテーマにしたエッセイ・コミックだからこそ笑える、ってのも大きい。
いくつか、面白かったシーンを紹介する。
(以下、ネタバレ有りなので、未読の方注意)
№66、山好きと海好きが、お互い自慢するの巻。
「発情期のカメがダイバーをメスと間違えて海の底へ引きずり込んだ事件があったわ!」、と海好き。
「キャンプ場でトイレをしていた人がイノシシに交尾されそうになってズボンを下げたまま逃げたら警察につかまったんですよ!」、と山好き。
「じ・・・自慢なんか?!あんたら」、と著者がつっこむ。
№71、京女の攻撃の巻。
関西と関東のミックスグループで山へ行くことになった。
関東メンバーに、奇抜な格好をした方がいて、それを京女がねちねち攻撃する。
「おそるべし京都人」、と著者のコメント。
これも、笑えた。
関東の方には、分かりづらいかもしれない。
大阪も京都も「関西」と、ひとくくり、でしょうね。
でも、ぶぶ漬け伝説の京都。
ホンネとタテマエを使い分け、しつこく相手を攻撃する特性をよくつかんでいる。
(ちなみに私は大阪育ち、本籍京都のバイリンガルだ)
№116、山男とフツーの彼女の巻
これはクライミング界でも言えるけど、毎週登りに行くから色んな意味で世間が狭い。
欄外の著者のコメントがいい。
曰く:そして不思議と、男は彼女を山ヤにしたがるのですが、
女は「世界を別にしたいので彼を山に誘わない」と言います。
以上、どうですか、なかなかおもしろいでしょう?
(№120と№121も興味深いけど、コメント省略)
最後に、№133を紹介する。
山ヤにしか通じないジョークの巻。
「結婚祝いの水引ってどんなんやったっけ?」
「エイトノットとか?」
そして、M子の話。
「あなた今カレと元カレずいぶんダブってたんでしょう?」
「あれは三点支持みたいなもので」、とM子。
「びみょーなところを通過するとき確実に次のホールドをつかんでから歩をすすめていく」、と弁解する。
これは山ヤかクライマーにしか受けないギャグ。
説明してたら興ざめだし。
このページの欄外には著者の更なるコメントが面白い。
曰く:不倫の場合、「奥さんがつかんでる岩をその上からそっと握ってる感じ」と説明したら、不倫やめた友人がいました。
さて、ここからが私の考察。
「不倫をクライミングで例えたらどうだろう?」、と。(しばし沈思黙考)
そうだ、「Zクリップ」みたいなもんか?
合ってるような、ズレてるような?
オンサイトフリーソロみたいなもんか?
確かに、シチュエーションは、そうかもな、と納得するも、さらに考える。
う~ん、そうだ!
初登狙って、岩を掃除して、ルート整備してボルト打って、名前もつけてたのに、
あとからきた奴が、かってに登ってしまった、みたいな。
うん、これはかなり近い、と思うけど、どう?
21世紀の現代、日本は民主主義と平等の国といわれる。
しかし、いくつか例外がある。
そのひとつが結婚制度。
数少ない例外のひとつ。
つまり、お一人さま先着一名のみ有効、ってのが結婚制度。
だから、『結婚は先着順』、と言われたりする。(何かで読んだ、出典不明、記憶不鮮明)
つまり、早いもん勝ち、出会ったもん勝ち。
不倫というのは、ホームで列を作って電車を待っていたら、あとから来て横入りするようなもの。
(あるいは、朝イチ・パチンコ台取りの順番待ちを乱す奴、とか)
だから、皆さん頭にくるのだ、「けしからん」、と。
不倫に「愛」を持ち込むから、ややこしくなる。
注意する時は、「横入りはダメよ」、と注意しよう。
そうすれば、シンプルで解りやすい。
でも、そうなると古今東西の文学が色あせてしまう。
やはり、「愛」は重要か?
【参考リンク】
☆元祖女子山マンガ「でこでこてっぺん」待望の単行本化!☆
http://cm.impress.co.jp/?5_71487_2772_1
PS
オリジナルポストカードもゲットした。
→http://cm.impress.co.jp/?5_71704_4527_11
この著者は大阪の方のようで、もしかしたら、どこかの山、岩、ジムで会ってるかもしれない。
作品の中で、「玉出のパチンコ店」、って記述・・・私も知ってる!
どちらも、おもしろい!
それにしても、永井するみ作品は、不倫テーマが多い。
数ある瀬戸内晴美作品の中でも、この作品が一番好き。
歴史に残る不倫・・・しかもW不倫。
クレオパトラは弟と結婚してたから、近親相姦だし。
現代モラルなんて、歴史から見たら饅頭の皮のようなもの?
↑絨毯にくるまって宮廷に入り込み、カエサルを誘惑するクレオパトラ
「思い出トランプ」向田邦子(新潮文庫)
短編小説集、13編収録されている。
先日読んだ「あ・うん」がよかったので、引き続き読んだ。
これには、直木賞受賞作品が3編含まれている。
「かわうそ」
「犬小屋」
「花の名前」
私は「かわうそ」が一番好み。
「犬小屋」は、電車で偶然顔見知りに出会うところから回想に入る巧さ。
(ヒロイン、ちょっとタカビーで好感度低いけど)
「花の名前」は、どんでん返しの妙。
上記以外の作品もレベルが高い、絶妙な切り口、名人芸が楽しめる。
なんとなく、円熟期の田辺聖子さんを思い出した。、
(田辺聖子さん昭和3年生まれ、向田邦子さん昭和4年生まれ、年齢も近い)
でも、笑いのタイプは異なる。
漫才と落語の違い?
ユーモアとウィットの違い?
大阪弁と標準語の違い?
向田邦子さんは、そこまで笑いを追求していないし。
どちらかというと、人生の断面をシャープな切り口で見せる巧さか。
気になったのは、「匂い」の描写が多いこと。
これだけ、匂いに敏感な作家は初めて。
(心理学で、匂いに敏感なのは感情が豊か、と聞いたような気がする)
【ネット上の紹介】
心に沁みる。泣けてくる。
これぞ不滅の恋愛小説.。
浮気の相手であった部下の結婚式に、妻と出席する男。
おきゃんでかわうそのような残忍さをもつ人妻。
毒牙を心に抱くエリートサラリーマン。
やむを得ない事故で、子どもの指を切ってしまった母親など――
日常生活の中で、誰もがひとつやふたつはもっている弱さや、
狡さ、うしろめたさを人間の愛しさとして捉えた13編。
直木賞受賞作「花の名前」「犬小屋」「かわうそ」などを収録。
(以上、ネット上の紹介終了)
匂いで、思い出したけど、貴志祐介さんの「黒い家」では、
恐ろしく匂いに鈍感な登場人物が出てくる。
これがまた、怖いのなんのって。
(映画化もされていて、大竹しのぶさんが怪演されていた)
日本ミステリ史上、屈指の名作と感じる。
でも、貴志祐介作品では、「ISOLA」の方が、私の趣味。

なぜ読んだかと言うと、「瑠璃光寺」が収録されているから。
実はこれ、デビューする前の永井するみさんの短編。
応募総数362編。
この中から6編が絞られた。
どの作品もレベルが高い。
それでも、プロの作品と比べると落ちるし、
永井するみさんの「瑠璃光寺」も、後の作品と比べると見劣りする。
が、現在の実力を予感させる、光るものはある。
それを感じることが出来てよかった。
撰者の北村薫さんも「うまさを超えたものがある」、と評し、
宮部みゆきさんも、書き出しは素晴らしい、と褒めている。
ただ、登場人物に魅力が足りない、と。
「これだけのドラマを支えきるだけの役者じゃない」、と厳しいコメント。
この後、デビューして14年目。
魅力的な登場人物を生み続けている。
進化している、って事でしょうね。
本日は、クライミング情報が3つ。
順番に紹介していく。
【情報その1】
ガッキーがスクールを始めた、と聞いた。
なかなか人気らしい、と。
そこで、さっそく本人にメールしてみた。
やはり本当のようで、ホームページも作成した、とのこと。
(私の旧いクライミング仲間でもあるので、当ブログで宣伝させてもらう)
スクール内容は、リードとボルダリングの両方。
プライベートレッスンもあり、ツアーも企画する。
『プロフィール』を見ると、『私のクライミング観』が書かれてあり、ガッキーらしい。
危険認識とモラルをきちんと教えてくれるようで、それだけでも価値のあるスクールと思う。
下記にHPをリンクしておく。
→http://piedra.web.fc2.com/
【情報その2】
2月27日(土曜)パンプでコンペが行われた―『RULES OF POWER』。
茂垣君が、ダントツで強かったようだ。
予選・決勝、全課題1撃は激しいぞ!
(清水君も相当強いはずだけど・・・2位)
パンプ・ニュースに結果が発表されている。
→ROP_result.pdf
【情報その3】
スペインに行ってるito君が、8c+をRPした。
これはすごいよ!
(私は感激した)
8c+と言えば14c。
このグレード、国内でRPしてる人は何人かいるけど、海外で8c+、ってのは少ない。
多くのクライマーが、相当な時間、金、労力を費やし、努力し、練習している。
それでも、8cを登れる方は少ないし、8c+となるとなおさら。
努力だけでは、いかんともしがたいものが有る。
高いモチと、それに耐えうる身体。
持って生まれた運動能力、クライミングを始めた年齢、その時代。
それらにプラスして、自然条件も整えば、8c+に手が届くんでしょうね。
また、さらに強い人は、条件が整わなくても登ってしまうんでしょう。
(1ツアーで8c+を複数本登る安間君はどうなるんだろう)
→Today or Someday
http://ameblo.jp/itostyle/entry-10467403495.html