【ぼちぼちクライミング&読書】

-クライミング&読書覚書rapunzel別館-

久しぶりのルカラ

2014年06月08日 20時49分48秒 | ジム練習

久しぶりにルカラに行ってきた。
阪急京都線に、新駅『西山天王山』が出来たので、アクセスが便利になった。
およそ、2分くらいの距離。

今回の訪問の目的は、『お別れ会』。
(morinagaさんが病気で亡くなられたので、開催された)
morinagaさんと言えば、北山公園・アドレナリンスラブ初登。(さらに、第3登も)
足技が巧みで、バランスが良く、指が強かった。
ルートでもその実力を遺憾なく発揮して、持久力も素晴らしかった。
あと15年くらいは楽勝で現役、と思っていたのに、残念である。
(身体が元気だからこそ、進行も早かったのかも知れない)
かえすがえすも残念なことだ。
夜8時から始まりだけど、お昼2時間程度滞在して帰宅。
(長時間留守に出来ないので)

私自身のことも書いておく。
久しぶりのルカラ訪問なのに、シューズを忘れた。
時間がなくてあわててたので。(単なるボケ)
そこで、レンタルシューズで登った。
普段、シューズ残置のジムで、アイドリング程度の練習だから、今日のように、
久しぶりのジムで、新しい課題をすると、身体が対応出来なかった。
つまり、さっぱり登れず。
レンタルした靴はマッドロック・ドリフターだったが、これけっこう良かった。
だから、登れないのは靴のせいではない。
(但し、ビニールを入れて履いたので、中で滑るのはマイナス要因)
025-1マッドロックドリフター

ファイブテン・スーパーモックが製造中止となったので、次の靴を検討中。
ドリフターを候補に挙げてもいいかも。
足形がいいし、値段も安いのが嬉しい。
ただ、ルーフで、ツゥフックした場合、ラバーが覆ってないので、どうなんだろう?
そこが、不安要因。
(エントリーモデルに、そこまで要求してはいけない、って話もある)
013-1ファイブテンスーパーモック
(スーパーモックの一般評価は高い・・・なぜ製造中止にするのだろう?ファンは多い、と思うけど)

さて、訪問して良かったことが3つあった。
①ドリフターを履いたこと。
②なつかしいクライマーの方達に会えたこと。
③自分の正しい実力が分かったこと。
・・・そんなわけで、ほそぼそと、練習を(出来る範囲で)続けようと思う。

 


「失われた名前」マリーナ・チャップマン

2014年06月04日 20時38分15秒 | 読書(伝記/自伝/評伝)

失われた名前―サルとともに生きた少女の真実の物語
「失われた名前 サルとともに生きた少女の真実の物語」マリーナ・チャップマン

すごく面白かった。
これほど興奮する伝記は珍しい。
波瀾万丈とは、このことか。

著者は、5歳くらいの時、誘拐されてジャングルに置き去りにされる。
そこから壮絶なサバイバルが始まる。
5歳の少女が、コロンビアのジャングルで、独りで生き抜くことができるのか?
サルの群れと出会い、そのメンバーに入り込む。
そして、約5年くらい生き抜く。
その後、ジャングルにやって来た密猟者と出会い、人間界に戻る。
これで、「めでたしめでたし」にならない。
場所はコロンビアである。
売春宿に売られて、酷使されたり。(まだ10歳なので、下働き)
ストリートチルドレンになり、路上生活をしたり。
マフィアの家に入り、殺されそうになったり。
よく生き延びたなぁ、と思う。

この作品は、娘さんが母親から聞き取ったのを、まとめている。
マリーナという名前を自分でつけた14歳ころで終わっている。
続編があるようだが、日本には未紹介。
楽しみに待っていたい。

PS
冒頭に興味深いエピソードが紹介されている。
著者の娘さんが、幼い頃のこと。
母が急に、父に車を停めるように言う。
イングランド北部ヨークシャーの田舎道。
母は身軽に垣根を越えると、向こう側に姿を消す。
しばらくすると、黒髪を振り乱した母が現れた。
腕に何かを抱えて、ゆっくり垣根をよじ登ってくる。
抱きしめているのは、不憫にも捕まってしまった大きな野ウサギだった。
大人になっても、野生のカンを失っていなかった。
(野ウサギを手づかみ出来る人いる?)

【参考リンク】
マリーナ・チャップマン「失われた名前」

【ネット上の紹介】
誘拐、サルたちとの生活、売春宿、そしてストリート・チルドレン…。数奇で過酷な運命をへて幸せをつかんだ、ある少女の真実の物語。
[目次]
第1部 ジャングル(誘拐
緑の地獄
無数の目
サルまね ほか)
第2部 人間の世界(後悔
悪夢の旅
カルメン
忍従の日々 ほか)


生駒山▲642m

2014年06月02日 20時22分17秒 | 登山&アウトドア(関西)

生駒山(▲642m)に登ってきた。

石切神社-石切神社上之社-すなくら橋-興法寺-生駒山頂-宝山寺-生駒駅

今回、登山口となる石切神社まで、車でアクセス。
石切神社の駐車場に車を駐めたので、記録が残っている。

09:49入庫
13:56出庫

およそ10寺に出発して、14時に戻ったことになる。
約4時間駐車、¥900円也。
標準コーススタイムは3時間5分、とガイドブックにある。
「遅すぎだよ」、と言わないで。
大阪側から登って、奈良県側に下山したので、石切神社に戻る必要がある。
近鉄生駒駅から石切駅に戻って、そこから歩いて駐車場まで帰ってきた。(駅一つだけど)

同じ道を戻っても良かったが、宝山寺に立ち寄りたかった。
有名な石切神社-宝山寺を繋ぎたかった。
どちらも、いわゆる「門前町」「参道」を歩いたが、雰囲気が全く異なる。
(これが、大阪と奈良の違いか!)

こちら大阪側、「石切参道商店街」・・・庶民的でにぎやかな雰囲気

途中にある大仏様、「日本で三番目」、とある。(何が?)

すなくら橋・・・右方向標識「生駒山上」2km、うしろにひっそり石仏

突如、にぎやかな山上遊園地・・・このどこかにピークがあるはず!
もしかして、日本一賑やかな山頂?

ミニSLの園内に三角点があった(正面の白い標柱・・・探している間に、汗がひいた)
故に、ピークを見たが、踏むことは出来なかった。
おそらく、係の方しか、入れないと思う。
(チケットを買っても、SLに乗れるだけで、線路内に踏み込めないから)
日本でもっとも登頂困難な山、と言える。

こちら宝山寺、後ろの岩が気になる・・・

こちら奈良県側の「参道」・・・整然としておしゃれな雰囲気、大阪側との違いに驚く・・・*

石切神社の駐車場に戻ってきた・・・後ろは生駒山(ピークは踏んでないけど)

【参考リンク】
石切劔箭神社の公式ホームページ

宝山寺公式ホームページ

*(注釈)宝山寺参道について・・・何か感じるものがあって調べてみると、「歴史」があった。
  次回、機会があれば、再訪したい。(暑くないときに)


柳田国男『遠野物語』 2014年6月

2014年06月01日 17時26分04秒 | TV/ドラマ


柳田国男『遠野物語』 2014年6月

6月の100分 de 名著は、「遠野物語」。
気になる作品なので、観ようと思う。

【参考リンク】
○6月は「遠野物語」を放送します。

試し読み

【ネット上の紹介】
□6月 柳田国男『遠野物語』 [語り手]石井正己
おとぎ話ではない。目前の出来事である。
河童や座敷童などのイメージから牧歌的な民話として受け取られがちな『遠野物語』。しかし実際は現実世界を生きる人間たちの生々しい姿が活写された古典である。初版は明治三陸大津波から14年後の1910年。震災の爪痕も含めて柳田が採録した日本の古層の記憶を、今再び読み返す意味を探る。