青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

信濃平雪溺

2018年01月28日 10時00分00秒 | 飯山線

(一面の大雪原@戸狩野沢温泉~信濃平間)

一面のパールホワイトに溺れてしまいそうな冬の信濃平。山々から流れ込む雪溶け水が信濃平の耕土を潤す春を待ちながら、今は降り積もる雪に眠っています。ちなみにこの辺り水田に沿ってタテヨコに農道が走っているはずなんですが、殆どの道の除雪が行われていないので道の位置も定かではありません。下手に雪原を歩いて行こうとして雪の下の用水路にでも落ちたら大変なので、除雪された道からアングルを決めます。


132Dのライトが遠くの方に見えて来て、かなりあってからやおら傍らの踏切が鳴り出した。姿が見えているのに、意外に近くまで来ないと踏切が鳴らないのでハラハラするよ(笑)。バックには飯山盆地になだらかな裾野を描く開田山地の山稜と、戸狩のスキー場。夏とかならスキー場の上のほうから俯瞰とか出来るのかな?


一般色キハ110+飯山色の2連が雪原の信濃平を駆け抜けて行きます。春の菜の花、夏の青田、秋の黄金の穂波、そして冬の静寂。四季折々に色んな表情を見せてくれる飯山・信濃平。風景に広がりがあって、どのアングルからでも狙える素敵な撮影地だと思います。ただし、信濃平は撮りやすそうに見えて目標物に乏しい分、列車をどう配するかの構図のバランスがとても難しい。長編成の都会の電車だったらいいんだけど、飯山線の2連をどう構図の中に置くか?というのは永遠の課題。そういう意味ではいくらでも撮りようがある分正解が見つけにくくて、奥の深い撮影地なのかもなあ。

あと、冬は雪が全てを塗りつぶしてしまって水平が分からなくなる(笑)。
手持ちで撮る方はお気を付けて。
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