(秋の朝日に輝いて@平滝~信濃白鳥間)
123Dはケツ飯山(言い方×)なので、栄大橋でやってから森宮~十日町は無理に追わずに紅葉がいい感じな栄村界隈で朝の列車を狙います。森宮で123Dと交換する126Dは、所定が片運キハ111の固定2連になるので、両運車の飯山色はまず入らない運用です。平滝の集落の外れ、秋の陽射しが半逆光で注ぐ築堤。駆け抜けて行く126Dのサイドが輝きます。飯山色が好きなのは間違いないけど、その前提として飯山線の沿線風景が自分にしっくり来るよね。そうでもなきゃこんなに何回も来ない。
森宮滞泊の始発で出て行った162Dが、戸狩から163Dで返してきました。信濃白鳥界隈も、飯山線沿線に出張って来た時は必ずと言っていいほど来てしまう場所。白鳥の長野側の三種踏切(大門踏切)から眺める風景。大ケヤキの向こう側に、燃えるような里山を背にした小さな白鳥の駅があって、火の見櫓と片流れのトタン屋根の家が見えます。
山華やかに錦を纏う北信の秋も、里の葉が落ちる頃には、山の上から白くて長い冬がやって来ます。これは今年の一月に訪れた時の写真。同じ大門踏切から、ほぼ似たような構図で撮影していた。撮ってから気付いたのだから自分の構図選びがワンパターンなのに呆れてしまうのでありますが、これも定点観測だと考えてセットで見れば味わい深いのかもしれない。あとひと月も経てば、長く厳しい雪との戦い。それが北信の暮らしのルーティーン。
そうやって四季は巡り、時は流れ、また人は一つ歳を重ねた事を書き記す。
白鳥の歳時記を、写真で追い掛けてみたくなりました。