青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

桑名川霧情

2018年11月06日 17時00分00秒 | 飯山線

(123D×162D@桑名川駅)

川霧立ち込める千曲川の谷を、飯山色を後ろに従えた123Dが行く。桑名川で162Dとの交換シーンを。ま、正直後ろ飯山では気勢が上がらないのと、後ろから面を撮っても逆光側に回っているせいで大したカットは期待出来そうもない。朝6時半は既に日の出の時間を過ぎてはいるけれど、谷あいの駅にはまだ光が届かない晩秋の桑名川。低い位置からの赤みを帯びた光が、川霧にスッと色を差したような淡いマゼンタの世界。通常ダイヤでは、桑名川交換は朝の2回だけなので、そういう意味ではややレアなシーン。


森宮滞泊から戸狩方面への明けの一番列車となる162D。戸狩野沢温泉で長野行きに接続した後、今度は163Dとして十日町へ下ります。朝の光線のいい時間に森宮→戸狩→十日町とフォトジェニックな区間を走る列車なので、朝から晴れてりゃここに飯山色が入ってると最高。いずれにしろ森宮滞泊になると日中の戸狩~十日町間の運用が「有」で確定するので、現地の情報がない場合は始発が動く前に森宮滞泊のメンツを見ておくのが飯山色撮影のイロハのイだと思う。真夜中の森宮で飯山色見付けて狂喜乱舞する人間がいたら、それは私かもしれません(笑)。

悠々と桑名川の時を見続けて来たであろうホーム脇の大イチョウ。てっぺんから徐々に秋の装い。
コメント (2)
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