青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。写真はおおめ、文章はこいめ、コメントはすくなめ。

オールド・トレイン・レストラン

2018年11月23日 17時00分00秒 | 大手私鉄(関東)

(久し振りに電車で@吹上駅)

朝から気持ちよく晴れた三連休初日。冬を前に行楽の秋シーズンもラストという事で、朝もはよから高速道路は大渋滞をしていたようです。我が家も一家で出掛け…ようとしたところ、ちょいと下の子が咳を出していて今回は女性陣がお留守番となりました。という訳で久し振りにオトコ二人で出掛けて来たんですが、そう言えば去年のこの時期は私鉄10社スタンプラリーとかやってたのを思い出した。12月の頭に南会津まで行ったんだっけ(笑)。


いつもは何となくフラフラと当てもなく都内周辺を回って帰って来るのが通例ですが、今日は行ってみたいところがあったので湘南新宿ラインに乗って埼玉県の北部方面へ。おや、いつもの秩父でデキ三昧ですかい?と見せかけて、熊谷の手前の吹上の駅で下車。当たり前ですが初めて降りました(笑)。大宮~熊谷の間の街とか、運転免許試験場のある鴻巣以外ホントにイメージがないよなあ。


お目当ての場所は駅から離れているのですが、まだ時間も早いので少し吹上の駅周辺をブラブラ。ちょっと北風が冷たいけど、いい天気。子供が「貨物列車が見たい」と言うので、残り柿を見ながらフキギョウ(吹上~行田間)のポイントまで来たんだけど、ちょっと到着が遅れて4074レとか撮り逃しちゃった。主題じゃないのでそこらへんはユルい。

 

川を渡って来た列車がカックンと首を折るアウトカーブ。なるほどフキギョウはこんな感じのアングルなのか。光線的には午後の下りと言う感じなので、もうちょっと早い秋口の時期なら安中貨物とか良かったかもしれない。それにしても高崎線沿線にはこのフキギョウを始めクマギョウだのオカフカだのオカポンだのジンボシンだの暗号のような略称を持つ撮影地が多いんですよね。


東北線筋もヒガハスやらワシクリやらクリコガなんて言ったりするから、埼玉方面のテツがそう言う仲間うちの符丁で撮影地を呼び合うような文化を形成しているのかもしれないね。しかし天気がいいだけが救いだが、特に目新しい列車も来ず通るのはE231+E233ばかり。埼玉の北部から逗子とか平塚とか小田原に電車が直通する時代。特急が通らなくなった分のスジを埋めるように、ひっきりなしに緑とオレンジの銀色電車が通ってゆく。


特に何もない撮り鉄の時間がひとしきり。久々にカメラをカシャカシャやれて子供も満足したのか、「ご飯食べにいこ。お腹空いたよ!」と言い出した。いつも子供と言うのは本能の赴くままで勝手なものである。まあもとより今日はそれが主題だったので異論はない。フキギョウのポイントから20分ちょっと歩くと、すでに刈り入れの終わった田んぼの向こうに上越新幹線の高架が見えて来た。高架の向こうに見えるのは…ああ、あれは赤城の山だね。金沢方面へ行くE7がびゅーんと通過して行った。


新幹線の高架をくぐって路地を曲がると、田んぼの中になにやら古びた車両の置かれたスペースが見えて来た。後ろの団地みたいなのは埼玉県が誇る「ものつくり大学」だそうだが、確か作るときにKSDが絡んじゃって政治家さんとすったもんだしたんじゃなかったっけ。結構そういうどうでもいいことばかり覚えて生きて来てしまいました、ハイ(笑)。

 

はるばるやって来た「カフェレストラン・マスタードシード」さん。東武鉄道で活躍した5700系を使った、見ての通りの電車のレストラン。ひょんなことからこの店の存在を知って、いつか行ってみたいと思っていたんだよね。「電車のレストラン」というのもポイント高いけど、「行ってみたい」と思わせたのは、何より出てくる料理が普通に美味しそうだったからにほかならない。全景を写真に収めようとしたんだけど、止まってるクルマが邪魔で上手く撮れんかった。三連休の初日という事を割り引いても、この駐車場の入りですから、かなり評判はいいんでしょうね。ちょっと時間をずらして来てみたつもりだったんだけど、思った以上の繁盛店のようです。
コメント
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