(北信国境の紅葉@横倉~森宮野原間)
寒暖の差の大きくなってくる秋のこの時期。川から上った水蒸気が夜に冷やされ、谷底に降りて来て川霧を作るようです。川霧ってーとお隣只見線の只見川沿いが有名ですが、千曲川でもあるんだねえ。桑名川辺りでは集落もミルク色の靄に包まれたようになっていましたが、太陽が上がって来て徐々に川霧も晴れて来ました。
霧の薄いフィルタを通した朝の光が降り注ぐ北信は栄村の朝。東の空からの柔らかい光を一杯に浴びて、123Dが栄大橋俯瞰に姿を現しました。後背地の山肌に、針葉樹に混じってブナ林の黄色みがかった紅葉が見えますが、北信妻有の森林相と言えばまず何はなくともブナ林。日本有数の豪雪地帯であるこの地域の山々に、豊かな森と清冽な地下水を涵養する重要な植生です。
一般色×飯山色コンビの優雅な千曲川クルージング。中条川の鉄橋のたもとの大きなケヤキの木が、燃えるような紅葉を見せていて実に見事。飯山線では定番中の定番とも言える栄大橋からの千曲川俯瞰、お決まりの構図だけどやっぱいいねえ。高速代ケチって一般道をチンタラ走って来たんでろくすっぽ寝てなかったんだけど、この景色には眠気も吹き飛びましたよね。