(三叉峡を行く@沢間~土本間)
長島ダムを望むアプト区間や、接阻湖を渡る奥大井レインボーブリッジ、高さ100mを超える関の沢のアーチ橋。井川線の沿線の見どころは色々ありますが、個人的には千頭から奥泉の辺りが好きです。特に沢間や土本、川根小山のあたりの、蛇行する大井川に寄り添いながら小さな山肌に茶畑を作って暮らす小集落のロケーションが好き。ダムや発電所のような巨大構造物が作り出す景観も奥大井の魅力ですが、この辺りには巨大な槌音が響く前の、本来の奥大井らしい風景が残されているように思います。沢間~土本間の大井川・寸又川・横沢川の三叉峡を行く201レ。
そう言えば、自分が井川線に来始めた頃には、朝7時台と夕方5時台に千頭〜奥泉の区間列車が走っていました。いつの間にか区間列車はなくなり、朝9時台の201レがこの区間を走る一番列車になってしまいましたね。何年か前に、大井川鐵道は思いっきり普通列車を減便するダイヤ改正を実施したんですけど、千頭~奥泉の区間列車ってそこでなくなっちゃったんじゃなかったっけかな・・・おそらく、千頭にある小中学校への通学などに便宜を図っていたのではないかと推測されますが、もうそういう需要も潰えたという事なのだろうか。
品よく色付いた三叉峡を対岸側から。ここ、前はもうちょっとスッキリ撮影できた気がするんだけど、雑木が増えてアングルが狭まってしまいましたね。桑野山トンネル開通前、沢間の集落を回る旧道からのアングルですが、人より大きい落石がそこら中でゴロゴロしているし、落ち葉が溜まってスリッピーだし、カモシカが出て来るしで結構スリリングな場所でした(笑)。まあクマじゃなかっただけ良しとするしかない。南アルプスにクマが出るかは知らんけど。
DDのホイッスルが一発、土本の駅を出た合図。
大きなフランジ音を出しながらゆっくり近づいてくるので、井川線の列車は接近が分かりやすいですね。
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