tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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勝手に予想!奈良検定の時事問題

2007年12月19日 | 奈良検定
奈良検定には時事問題も出るだろう、ということで、友人・同僚といろいろ情報交換している。

『奈良県年鑑 2008年版』(奈良新聞社刊)の巻頭グラビアには、この1年を振り返る特集が載っているので、その中で検定に関わる分野の項目を抜粋してみると…(掲載順。「発掘」の日付は、いずれも報道関係者に発表された日)。

1.県庁にも「ほのあかり」
県は「なら燈花会」の開催期間中(8/5~14)と大文字送り火当日(8/15)、初めて県庁屋上を一般開放。「県庁ほのあかり」と題して約1500個のろうそくを点灯した。

2.「朱雀」羽ばたく キトラ古墳壁画、剥ぎ取り成功
2/15、文化庁は、明日香村のキトラ古墳(7世紀末~8世紀初め)の四神像のうち最後まで残った南壁の「朱雀」の剥ぎ取りに成功。危惧された分割もなく一体で剥ぎ取った。

3.「平成の大修理」着々と 唐招提寺金堂
平成の大修理が行われている唐招提寺金堂の上棟式があった(昨年11/2)。今年の8/24には、解体修理が終盤を迎えた金堂に「平成の鴟尾」が上がった。

4.石神遺跡(明日香村)の発掘
3/29、道路側溝跡(7~8世紀初め)が見つかった。古代の幹線道路「山田道」の南側溝と推定。また飛鳥ノコギリ(7世紀後半)も出土。6/5には、下層から7世紀中頃の「敷葉工法」(道路の盛土に木の枝を敷いて地盤を固める古代工法)による道路側溝を確認。

5.平城京に十条大路
6/13、大和郡山市の下三橋遺跡で、平城京の十条大路跡が見つかった。平城京の範囲が、これまでの想定より約530m南に広がる。

6.邪馬台国の仮面か
9/26、桜井市北部の纏向遺跡で、3世紀前半頃の木製仮面が出土。これまで見つかった木製仮面を400年ほどさかのぼり、国内最古。

7.高松塚古墳 最新技駆使、「飛鳥美人」を救出
4/3~8/21、高松塚古墳で石室解体作業が行われた。石工職人の技と最新のコンピュータ技術を駆使し、床石と壁・天井板16枚の石材が取り上げられた。

8.奈良時代中頃の絵馬
昨年11/14、奈良市田原の日笠フシンダ遺跡で、祭祀に使ったと見られる絵馬が出土。古代絵馬では最大級。

9.甘樫丘の石垣
2/1、蘇我入鹿邸宅跡とみられる明日香村の甘樫丘東麓遺跡で7世紀前半の石垣が見つかり、日本書紀に記された入鹿の邸宅「谷(はざま)の宮門(みかど)」とする説が強まった。

10.市尾墓山古墳で、木製品が出土
1/24、高取町の市尾墓山古墳(6世紀前半)の周濠から、盾や儀杖を模したとみられる石見型木製品が出土。高さ2m余り、最大幅36cm、厚さ1~2cmと、過去最大の大きさ。

11.西大寺の薬師金堂跡
5/2、西大寺の伽藍中心部にあった薬師金堂跡が確認された。長さ約1.6mの凝灰岩を2つ並べて柱の基礎にしており、建物の壮大さが初めて裏付けられた。

ざっと、こんな具合だ。毎日新聞奈良支局編著の『チャレンジ奈良検定!練習問題集』は、高松塚とキトラ古墳を大きく取り上げているが、それ以外にもこんなにニュースがあったのだ。当たるも八卦、当たらぬも八卦。この辺りを頭に入れておいて損はないだろう。

※写真は西大寺境内(10/26撮影)。
コメント (9)
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