tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

もみち、黄葉、もみぢ

2007年12月04日 | 奈良検定
おかげさまで、朝日新聞(奈良版)が私の「ズバリ!奈良検定2級の要点整理」を紹介して下さって以来、同日(9/24付)のブログ記事へのアクセスが激増している。新聞の威力というものは、大したものである。
※「“奈良検定”ズバリ解説」朝日新聞奈良版(11/29付)
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000000711290003

昨日も嬉しい話を聞いた。知人のMさん(お取引先の若手社員さん)が、奈良検定2級を申し込まれたのだ。Mさんは奈良県とは山ひとつ隔てた藤井寺市(大阪府)にお住まいで、大阪市内の会社に通っておられるが、私のPR(orムリ強い)が効いたのか、受験を決意されとのこと。

しかし試験まで残すところ1か月あまり。350ページものテキストをこれから読みこなすのはムリ(350÷40日=約9ページ)なので、まずは練習問題集(毎日新聞社編)の過去問(07年実施分)のところと「要点整理」に取りかかるのが得策だと、助言させていただいた。時間があれば、テキストの第1章くらいは読んだほうが良いのだが。
※ズバリ!奈良検定2級の要点整理
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/71fa593b91174a1b88f394f5dc2917e5

そういえば明日(12/5)は、奈良検定申込みの締切日だ(郵送の場合は12/5必着)。前半の出足は鈍いと聞いていたが、後半の駆け込み具合はどうだったのか、気になるところだ。

さて、ご覧の写真は大阪市内(中央区)のイチョウである。先日(11/24)、無惨なイチョウの写真を載せたので、埋め合わせに元気なイチョウを探してきたのだ。御堂筋ではない狭い通りなのだが、排気ガスにも負けず、幹や枝は伸び放題葉は散らし放題。しかしそれが、元気な大阪の町によく似合っている。大阪の人は、落葉も気にすることなく踏みしめている。伸びた枝や葉が電線や電柱など目障りなものを隠すので、景色も良くなる。

奈良検定の公式テキストにもあるように、万葉集で「もみち(もみじ)」は「黄葉」と書いた(平安以降は「もみぢ」と濁る)。これは決して黄色い葉だけを指すのではなく、色づいた葉を総称する言葉なのだそうだ。

《秋の山のもみじは黄色から赤や茶褐色までさまざまである。これを万葉集では「黄葉」と書いている。木の葉が色付くことを古く「もみつ」と言った。その色づいたものが「もみち」である》(高岡市万葉歴史館長・小野寛氏 11/15付北日本新聞「悠閑春秋」)

《「黄葉」は古代中国の詩文で唐代まで一般的に用いられていた。それが色にこだわらず「もみち」の用字として日本に伝来したものらしい》(同)
http://www.kitanippon.co.jp/contents/yuukan/8337.html

今年は朝夕の気温低下が遅れたせいで、奈良も京都も、こないだの土日(12/1~2)まで紅葉が楽しめた。正暦寺(奈良市)のカエデは、やっと鮮やかに色づいたと今朝の奈良新聞(12/4付)に出ていたし、大阪のイチョウも(ヒートアイランドのためか)見頃を迎えている。今日からめっきり冷え込むらしいが、しばらく師走のもみじを楽しめるのは有り難い。
コメント (7)
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