tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

箸墓たそがれ、お堀の小島

2007年12月12日 | 奈良検定
奈良検定公式テキストによれば、奈良県内には12,589か所の遺跡(文化財保護法による周知の埋蔵文化財包蔵地)がある。古墳時代の遺跡のうち、古墳の数は8003基に達する。その中で最も有名な古墳といえば、何といっても箸墓(はしはか)だろう。

何しろ、邪馬台国の女王・卑弥呼の墓という説があるのだ。現在は第7代孝霊(こうれい)天皇の皇女・倭迹迹日百襲姫(やまとととひももそひめ)命の「大市墓(おおいちぼ)」として宮内庁が管理している。

内田康夫のミステリー『箸墓幻想』でも知られている。今年の9月には少し離れた井戸の跡から木製仮面が出土し、大きく報道された。国内最古(3世紀前半)といわれるこの仮面は、卑弥呼の時代と重なるのだ。
※読売新聞の記事
http://osaka.yomiuri.co.jp/inishie/news/is70927a.htm

この古墳は、そばの里である「笠」に向かう入口にあり、「大神神社」(三輪明神)のすぐ近くなので、よく立ち寄る。写真(12/9)は夕暮れ時だったので、神々しさが一段と増していた。お堀(周壕=しゅうごう)の水位が下がり、ぽっかりと小島が浮かんでいたのも珍しい。
※笠そば処の紹介(ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/f77c79a6f1bd08c4239414cddb0889b1

昨年、第1回奈良検定2級の直前(1/9)にブログで、周辺の纏向(まきむく)遺跡のことを紹介したら、実際の検定問題に出て感謝されたことがあるが、やはりそれだけ重要な遺跡であり古墳なのだ。2級を受けられる方は、ぜひマークしておいていただきたい。
※前代未聞の纏向遺跡(ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/a8cebb76d8546fd12f89fc530c78d47e
コメント
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