11/3、真田幸村ゆかりの九度山町(和歌山県伊都郡)に「そば処 幸村庵」がオープンした。朝日新聞(11/6付和歌山版)によると《戦国武将の真田昌幸・幸村父子が蟄居(ちっきょ)した九度山町で、真田氏のふるさと長野県の名物「信州そば」を出す店が開店した。店名は「そば処(どころ)幸村庵(あん)」。新たな名物づくりと町中心部の活性化のため、町が木造平屋建ての古民家(約150平方メートル)を改装した》。
※九度山町の公式ホームページ
http://www.town.kudoyama.wakayama.jp/dd.aspx?itemid=2635
《町は店に立つそば打ち職人を一般から募集。選ばれた人が、九度山町の姉妹都市で、かつて真田氏の居城があった長野県上田市でそば打ちの研修を受けた。町出資の財団法人「町柿の里振興公社」が運営。当面は上田産のそば粉を使用するが、九度山町内の遊休地を活用してソバの栽培にも取り組んでおり、将来は店で使う計画だという。町は「紀州九度山真田そば」と銘打って町の名物にする考えで、岡本章町長は「2号店、3号店と広げ、『関西のそば処』を目指す」と話している》。
http://mytown.asahi.com/areanews/wakayama/OSK201011050068.html
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岡本章町長は、中学時代の同級生である。故郷を離れた私とは違い、九度山で喫茶店を経営しながら町会議員を務め、4年前に町長に当選した。観光を起爆剤にした町の活性化に尽力している。「そば処 幸村庵」も、真田幸村が蟄居した「真田庵」の隣に置くというこだわりぶりだ。
※九度山町を元気に!(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/9405cf5bec364f91f72008ce8f7a378f
《店の場所は、真田父子が住んだ場所に立つ「真田庵」〈善名称院(ぜんみょうしょういん)〉の東隣。メニューはざるそば(600円)のほか、天ぷら、柿の葉ずし、そば豆腐などのセット「幸村御膳(ごぜん)」(2千円)など。そばは腰が強く、歯ごたえがあるのが特徴という。定員45人ほど。営業時間は午前11時~午後2時、午後5~8時。月曜定休。電話は0736・54・3751》。
※そば処幸村庵へ行ってきました(地元のmatsuさんのブログ)
http://www.k-matsu.com/mt/2010/11/post-350.html
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11/24、休暇を取って帰省し、母と「そば処 幸村庵」を訪ねた。着いたのは11時半頃だったが、ほぼ満席だった。土日だと、オープン直後の11時頃に訪ねないと並ばなければならない、とのこと。私は「町場ならともかく、こんな田舎で、そば屋の経営が成り立つだろうか」と心配していたが、それは杞憂(きゆう)だった。
古い町家を改装したとのことであり、柱も梁も頑丈で、とても良い雰囲気に仕上がっている。床の間の鎧甲が、雰囲気を盛り上げる。席は、観光バス1台の約45人分が用意されているそうだ。庭もきれいだ。私は冷たい天ぷらそば(900円)、母は温かいかけそば(600円)と柿の葉寿司(250円)を注文した。
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こちらのそばは、今年の真田祭りでも、仮設店舗で振る舞われた。1人前200円という「お試し価格」で、とても美味しくいただいた。だから、味には全く不安がなかった。
※2010真田祭り回顧(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/07fe1d6fdec7a0d1fa5f61c3a9f50cfa
毎日新聞(10/30付和歌山版)には《そば打ち技術を伝授した「信州そば」の本場、上田市の笠原茂正・真田地域自治センター長は「練りもだしも申し分なく、本場よりおいしい」と太鼓判を押した》とあった。麺は「二八そば」(そば粉が8割)で、つるつるとのど越しが良い。ざるそばのツユは本格的な濃い口、かけそばのツユは関西風の薄味で、これもよく考えられている。天ぷらも、からりと揚がった本格派である(海老は2匹)。
http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20101031ddlk30040269000c.html
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店内を見渡しても、知った顔はいなかった。噂を聞きつけて、町外からもたくさんの人が訪れているようだ。メニューには、600円~1200円のそば単品14種類のほか、「そば焼きみそ」などの一品や、そばと天ぷら、そば豆腐などをセットにした「幸村御膳」(2000円)などもある。4月に始まる「町家の人形めぐり」のシーズンや、5月4~5日の「真田祭り」の時期には、相当の混雑が予想される。
和歌山特報(11/11付)には《兵庫県の豊岡市出石町が皿ソバに注力。3店から51店(売上げ約140億円)に躍進、マチを活性化させた。豊岡市と肩を並べるソバのマチ・九度山町を描いている。オープン当日(3日)はも、和歌山市や大阪方面から家族連れや女性グループが大勢訪れた。中には満員で引き返す人もいた。ソバでマチ起こしを意気込む岡本町長は、入口付近へ立ち、笑顔で来店客を1人ひとり出迎えていた。原料のソバを町内で栽培、農家の収入をふやす取り組みも開始した》とある。
幸村庵は順調にスタートを切ったが、閑散期の冬場をいかに乗り切るか、4~5月の観光シーズンにいかにお客をさばくか、課題は残っている。岡本町長は、衆知を集め、ぜひ困難を乗り越えて、「町家の人形めぐり」に続く九度山の「町おこし」第2弾を成功に導いていただきたい。
※九度山町の公式ホームページ
http://www.town.kudoyama.wakayama.jp/dd.aspx?itemid=2635
《町は店に立つそば打ち職人を一般から募集。選ばれた人が、九度山町の姉妹都市で、かつて真田氏の居城があった長野県上田市でそば打ちの研修を受けた。町出資の財団法人「町柿の里振興公社」が運営。当面は上田産のそば粉を使用するが、九度山町内の遊休地を活用してソバの栽培にも取り組んでおり、将来は店で使う計画だという。町は「紀州九度山真田そば」と銘打って町の名物にする考えで、岡本章町長は「2号店、3号店と広げ、『関西のそば処』を目指す」と話している》。
http://mytown.asahi.com/areanews/wakayama/OSK201011050068.html
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岡本章町長は、中学時代の同級生である。故郷を離れた私とは違い、九度山で喫茶店を経営しながら町会議員を務め、4年前に町長に当選した。観光を起爆剤にした町の活性化に尽力している。「そば処 幸村庵」も、真田幸村が蟄居した「真田庵」の隣に置くというこだわりぶりだ。
※九度山町を元気に!(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/9405cf5bec364f91f72008ce8f7a378f
《店の場所は、真田父子が住んだ場所に立つ「真田庵」〈善名称院(ぜんみょうしょういん)〉の東隣。メニューはざるそば(600円)のほか、天ぷら、柿の葉ずし、そば豆腐などのセット「幸村御膳(ごぜん)」(2千円)など。そばは腰が強く、歯ごたえがあるのが特徴という。定員45人ほど。営業時間は午前11時~午後2時、午後5~8時。月曜定休。電話は0736・54・3751》。
※そば処幸村庵へ行ってきました(地元のmatsuさんのブログ)
http://www.k-matsu.com/mt/2010/11/post-350.html
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11/24、休暇を取って帰省し、母と「そば処 幸村庵」を訪ねた。着いたのは11時半頃だったが、ほぼ満席だった。土日だと、オープン直後の11時頃に訪ねないと並ばなければならない、とのこと。私は「町場ならともかく、こんな田舎で、そば屋の経営が成り立つだろうか」と心配していたが、それは杞憂(きゆう)だった。
古い町家を改装したとのことであり、柱も梁も頑丈で、とても良い雰囲気に仕上がっている。床の間の鎧甲が、雰囲気を盛り上げる。席は、観光バス1台の約45人分が用意されているそうだ。庭もきれいだ。私は冷たい天ぷらそば(900円)、母は温かいかけそば(600円)と柿の葉寿司(250円)を注文した。
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こちらのそばは、今年の真田祭りでも、仮設店舗で振る舞われた。1人前200円という「お試し価格」で、とても美味しくいただいた。だから、味には全く不安がなかった。
※2010真田祭り回顧(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/07fe1d6fdec7a0d1fa5f61c3a9f50cfa
毎日新聞(10/30付和歌山版)には《そば打ち技術を伝授した「信州そば」の本場、上田市の笠原茂正・真田地域自治センター長は「練りもだしも申し分なく、本場よりおいしい」と太鼓判を押した》とあった。麺は「二八そば」(そば粉が8割)で、つるつるとのど越しが良い。ざるそばのツユは本格的な濃い口、かけそばのツユは関西風の薄味で、これもよく考えられている。天ぷらも、からりと揚がった本格派である(海老は2匹)。
http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20101031ddlk30040269000c.html
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店内を見渡しても、知った顔はいなかった。噂を聞きつけて、町外からもたくさんの人が訪れているようだ。メニューには、600円~1200円のそば単品14種類のほか、「そば焼きみそ」などの一品や、そばと天ぷら、そば豆腐などをセットにした「幸村御膳」(2000円)などもある。4月に始まる「町家の人形めぐり」のシーズンや、5月4~5日の「真田祭り」の時期には、相当の混雑が予想される。
和歌山特報(11/11付)には《兵庫県の豊岡市出石町が皿ソバに注力。3店から51店(売上げ約140億円)に躍進、マチを活性化させた。豊岡市と肩を並べるソバのマチ・九度山町を描いている。オープン当日(3日)はも、和歌山市や大阪方面から家族連れや女性グループが大勢訪れた。中には満員で引き返す人もいた。ソバでマチ起こしを意気込む岡本町長は、入口付近へ立ち、笑顔で来店客を1人ひとり出迎えていた。原料のソバを町内で栽培、農家の収入をふやす取り組みも開始した》とある。
幸村庵は順調にスタートを切ったが、閑散期の冬場をいかに乗り切るか、4~5月の観光シーズンにいかにお客をさばくか、課題は残っている。岡本町長は、衆知を集め、ぜひ困難を乗り越えて、「町家の人形めぐり」に続く九度山の「町おこし」第2弾を成功に導いていただきたい。