毎年、7月30日と31日には、三輪の明神さんとして知られる大神神社(おおみわじんじゃ)の摂社、綱越神社(つなこしじんじゃ)で「おんぱら祭り」が営まれる。大神神社の公式HPに詳しい情報が出ている。なお『きょうの奈良』(紫紅社刊)「おんぱら祭」によると
大神神社の1の鳥居から西へ百メートルほどのところに建つ綱越神社神社は、さまざまな穢(けが)れを祓う祓戸大神(はらえどのおおかみ)を祭神とし、大神神社の卯の日の神事(現在の春の大神祭)の前には、神職は三輪川で禊(みそぎ)をして当社で祓の儀を受けなければ神事に携わることができなかった。そのため「御祓(おんはらい)社」=おんぱらさん」とよばれている。
「おんぱら祭」は半年間に身についた穢れを祓い暑い夏を乗りきるための夏越(なごし)の祓で、「綱越」の社名は「夏越」が転訛したという説がある。30日は宵宮祭で、31日は神馬(しんめ)が社を3周して邪気を祓ったのち、巫女の神楽舞の奉納があり、最後に茅の輪をくぐる。鳥居の前には紙の人形(ひとがた)がおかれ、名前と年齢を記して3度息を吹きかけ、両肩と具合の悪いところをなでて納めるとお祓いしてもらえる。31日の夜は、2千発の奉納花火大会が催される。このあたりは高い建物がないので、どこからでも壮大な花火が楽しめる。
最近はお祭りより、奉納花火大会のほうが有名になっている。花火カレンダー2013には《奈良県内屈指の花火大会。約2000発の花火が打ち上げられる。周囲に視界をさえぎる建物などが少なく、開放感のある空間で眺めるスターマインは見ごたえ十分だ》。と出ている。花火は31日(水)の午後7時30分開始である。花火見物は、ぜひ公共交通機関をご利用いただきたい。
昨日(7/27)は、関東・東北で激しい雷雨となり、、隅田川花火大会やアイドルグループ「NEWS」の屋外コンサートが開催途中で中止になるなどの影響が出た。過呼吸や雨による低体温で病院に運ばれた人も多かった。7/31(水)の花火大会は、天気予報をよく見てからお出かけいただきたい。