tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

大仏鉄道(ええ古都なら・近代化遺産ある記)

2014年08月19日 | 奈良にこだわる
南都銀行の観光サイト「ええ古都なら」では、本年(2014年)4月から「近代化遺産ある記」を連載している。近代化遺産とは《江戸時代からおおよそ今から50年前までに作られた、我が国の近代化を支えた産業、土木などの建築物や構造物、設備、各種機械類のことをいう》(『奈良まほろばソムリエ検定 公式テキストブック』より)。これまでに3回、掲載された。

4月 旧 奈良女子高等師範学校(現 奈良女子大学)旧本館・守衛室(附 正門)
5月 南都銀行本店(旧 六十八銀行)
6月 日本聖公会奈良基督教会 礼拝堂・渡廊下・親愛幼稚園舎

4回目となる今回(8/6)紹介されたのは「大仏鉄道」(奈良側の遺構)である。

奈良と加茂を結んだ懐かしの鉄道跡
奈良といえば大仏。かつて、その「大仏」を路線名にもつ「大仏線」が、奈良と、京都の南山城を結んでいたことをご存知でしょうか。大仏線が開通したのは明治31年(1898)。当初は京都の加茂駅から、奈良市法蓮町に設置された大仏駅までを結んでいましたが、翌年には奈良まで乗り入れとなり、加茂-奈良間の約10kmを真っ赤な蒸気機関車「電光号(いなずまごう)」が走りました。

"大仏鉄道"の通称で親しまれ、多くの観光客を運び、大仏参拝の拠点として人気を博した大仏線でしたが、その後、路線の整理が進み、明治40年(1907)に路線廃止、わずか9年の歴史に幕を下ろし、同年、経営していた関西鉄道も国有化されました。しかし大仏鉄道の築堤跡や橋脚跡、隧道(ずいどう)は、いまも加茂-奈良間によく残っており、全長約12kmの廃線跡ウォークを楽しむことができます。


「御影石のアーチ・鹿川隧道(ずいどう)」「消えた黒髪山トンネル」(奈良一高い跨道橋)「幻の築堤・橋台跡を追え!」の3ヵ所が「チェックポイント!」として紹介されている。「ええ古都なら」をご参考に、鉄道ファンならずとも、ぜひ現地をお訪ねください!
※お問い合わせ先 0774-73-8191(木津川市観光協会)
※関連サイト 大仏鉄道研究会公式ホームページ
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