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8/21(木)、不空院が新築の護摩堂で不動三尊の開眼法要を厳修!(2014Topic)

2014年08月20日 | お知らせ
高畑の不空院(ふくういん)は、その名の通り不空羂索(けんさく/けんじゃく)観音をご本尊とする真言律宗の寺である。場所は、新薬師寺の筋向かい(北東側)だ。そのお寺が護摩堂(ごまどう)を新築し、あわせて不動三尊の開眼法要を営まれる。産経新聞奈良版「護摩堂新築 不動三尊の開眼法要」によると、

「縁切り・縁結びの寺」で知られる奈良市高畑町の不空院で、護摩をたき修法を行うための仏堂「護摩(ごま)堂」が新築された。従来の不動明王像に加え、新たに造立した制多迦(せいたか)童子像と矜羯羅(こんがら)童子像の3体を不動三尊とし、21日に開眼法要が営まれる。

護摩堂は本堂に隣接する庫裏の一部を改築。約9平方メートルの道場があり、屋内で護摩木をたいて祈ることができる。石仏の不動明王像はこれまで屋外に置かれていた。また、奈良市生まれの彫刻家、故・奥田秀雄氏作の不動明王像(木彫、高さ約1・5メートル)を客仏として迎え入れる。

三谷弘範住職は「長年望んでいた護摩法要が屋内できるようになり感謝に堪えない」と話している。開眼法要は午前9時から。問い合わせは不空院(電)0742・26・2910。


お寺のニュースリリースによると、奥田秀雄(奥田龍王)氏は寺のご近所に住んでおられたというスゴい彫刻家だ。

(ご参考)奥田秀雄(龍王)様のプロフィール  
大正7年12月5日奈良県生まれ
昭和7年 能面師吉田重誠氏に師事
27年 37回二科展「男坐像」初入選
30年 40回二科展「坐像、抵抗」特選
34年 44回二科展「木像、首」二科展会友の推薦
45年 55回二科展「立像、女」二科展会員、審査員に推薦
49年 奈良市功労賞
52年 62回二科展「水、呑む」会員努力賞
58年 奈良県展審査委員
59年 奈良市展審査委員
60年 奈良市有功賞
平成14年 逝去


法要は9時に始まり短時間で終わるようだが、午前中は施餓鬼供養などが行われているという。ご本尊の不空羂索観音は秘仏なので、春と秋の特別公開期間中しか拝観できないが、境内には「えんむすびさん」(市杵嶋姫大神・黒竜大神)と「えんきりさん」(法竜大善神)が祀られ、鳥居が建っている。この機会に、ぜひお参りいただきたい。
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