毎月第3水曜日、奈良新聞「明風清音」欄に寄稿している。今月(8/15付)掲載されたのは「うまい!吉野ハム」。株式会社HASHIDA(代表取締役 橋田茂さん)の商品である。
※トップ写真は、吉野ハムのHPから拝借した
「吉野ハム」、もとは「吉野山ハム」だったのが、最近になって「吉野ハム」に改称した。肉はヤマトポークを使い、吉野山のヤマザクラの枯損木(こそんぼく)で燻(いぶ)したハムである。2016年4月に初めていただき「絶品!吉野ハム」として当ブログで紹介した。当時は「ノーマル」と「無添加」と表示していたが、今は通常のハムと「プレミアム」の2種類となっている。私はもっぱら「プレミアム」を買っている。
かつては「道の駅かつらぎ」で販売していたので、よく立ち寄っては買って帰った。今は販売が終了し、かわりに近鉄百貨店奈良店地下1階の「大和路ショップ」で販売しているし、通販もある。値段は張るが、決して後悔しない味の良さだ。肉本来のうまみが感じられるのだ。これを食べると「今までのハムの味って、一体何だったんだろう」という疑問がわいてくる。ギフトなどにも最適である。ではそろそろ記事全文を紹介する。
株式会社HASHIDA(代表取締役 橋田茂さん)が提供する「吉野ハム」をご存じだろうか。奈良県が誇る銘柄豚「ヤマトポーク」を使い、吉野のヤマザクラの木で燻(いぶ)した逸品だ。通常のハムとプレミアムの2種類があるが、お薦めはやはり「プレミアム」。岩塩、てんさい糖、香辛料だけを使い、着色料、保存料、化学調味料は添加していない。噛むと柔らかくてジューシー、肉と脂のうま味がビンビンと伝わってくる。
ヤマトポークは奈良県畜産技術センターと県養豚農業協同組合が共同開発し、県産銘柄豚に承認・登録された肉豚である。出荷の2ヵ月前から指定された統一飼料が与えられる。肉の間に上質の脂身が適度に交じった豊潤な豚肉だ。なおヤマザクラの木は、風害などによる枯損木(こそんぼく)を使っている。
代表者の橋田茂さん(67歳)は、もと奈良県職員だ。吉野郡下市町に生まれ、大和郡山市在住。財団法人奈良県中小企業支援センター専務理事(県商工労働部次長)を最後に定年退職。平成25年秋からハムの販売を開始された。起業の成功率は6%といわれる。橋田さんは「公務員と銀行員の起業は、ほとんど失敗するといわれますが、何とか踏ん張っています」と笑う。
「私が生まれ育った吉野の自然や歴史・文化をイメージしていただけるハムにしたいと思って作りました。ぜひ贈答品にもご活用ください」。そのねらいが当たり、吉野ハムは吉野町「ふるさと納税」のお礼の品にも選ばれている。吉野ハムは同社のサイトで購入できるほか、近鉄百貨店奈良店地下1階の「大和路ショップ」でも販売されているし、同百貨店のネットショップでも買える。先日吉野郡在住の知人に贈ると「山椒を摘んできてハムに添え、美味しくいただきました」というお礼のメールが入った。
私は永らくプレミアムをいただいている。この味に慣れると、ほかのハムが食べられなくなる。最近『週刊新潮』は「食べてはいけない『国産食品』実名リスト」を連載し、ハムの着色料や保存料は健康被害が疑われると報じているが、その点でもこのハムは安心である。
ちなみに大手メーカーのハムの「原材料名」をみると、糖類、卵たん白、植物性たん白、調味料(有機酸等)、リン酸塩、増粘多糖類、カゼインNa、酸化防止剤、発色剤、コチニール色素など、添加物のオンパレードである。これでは肉本来の味がしないはずである。しかし吉野ハムは丁寧に燻煙(くんえん)し、手間をかけて製造しているので、大量に造れないのが悩みの種である。
橋田さんの名刺には「奈良・関西の企業のネットワークを広め、ビジネス機会を創造するプラットホームを構築し、BtoB等の支援を通じて社会に貢献します」とある。中小企業支援センターでのご経験を、今も生かしておられるのだ。橋田さん、この奈良の新名物、ぜひ県内に広めてください。皆さん、ヤマトポークを使ったプレミアム吉野ハム、ぜひお試しください。
お問い合わせは電話 090-2288-9873 FAX 0742(31)6029
メール hashida-nara@ares.eonet.ne.jp
(てつだ・のりお=奈良まほろばソムリエの会専務理事)
『週刊新潮』の報道がすべて真実かどうかは分からないが、あのように実名を出して「これらは食べてはいけない」と警告されると、やはり食べる気がしなくなる。特にハムやソーセージには多種多様な添加物が使われているのだ。
美味しくて安心・安全な「吉野ハム」プレミアム、ぜひお試しください。橋田さん、これからも頑張ってください!
※トップ写真は、吉野ハムのHPから拝借した
「吉野ハム」、もとは「吉野山ハム」だったのが、最近になって「吉野ハム」に改称した。肉はヤマトポークを使い、吉野山のヤマザクラの枯損木(こそんぼく)で燻(いぶ)したハムである。2016年4月に初めていただき「絶品!吉野ハム」として当ブログで紹介した。当時は「ノーマル」と「無添加」と表示していたが、今は通常のハムと「プレミアム」の2種類となっている。私はもっぱら「プレミアム」を買っている。
かつては「道の駅かつらぎ」で販売していたので、よく立ち寄っては買って帰った。今は販売が終了し、かわりに近鉄百貨店奈良店地下1階の「大和路ショップ」で販売しているし、通販もある。値段は張るが、決して後悔しない味の良さだ。肉本来のうまみが感じられるのだ。これを食べると「今までのハムの味って、一体何だったんだろう」という疑問がわいてくる。ギフトなどにも最適である。ではそろそろ記事全文を紹介する。
株式会社HASHIDA(代表取締役 橋田茂さん)が提供する「吉野ハム」をご存じだろうか。奈良県が誇る銘柄豚「ヤマトポーク」を使い、吉野のヤマザクラの木で燻(いぶ)した逸品だ。通常のハムとプレミアムの2種類があるが、お薦めはやはり「プレミアム」。岩塩、てんさい糖、香辛料だけを使い、着色料、保存料、化学調味料は添加していない。噛むと柔らかくてジューシー、肉と脂のうま味がビンビンと伝わってくる。
ヤマトポークは奈良県畜産技術センターと県養豚農業協同組合が共同開発し、県産銘柄豚に承認・登録された肉豚である。出荷の2ヵ月前から指定された統一飼料が与えられる。肉の間に上質の脂身が適度に交じった豊潤な豚肉だ。なおヤマザクラの木は、風害などによる枯損木(こそんぼく)を使っている。
代表者の橋田茂さん(67歳)は、もと奈良県職員だ。吉野郡下市町に生まれ、大和郡山市在住。財団法人奈良県中小企業支援センター専務理事(県商工労働部次長)を最後に定年退職。平成25年秋からハムの販売を開始された。起業の成功率は6%といわれる。橋田さんは「公務員と銀行員の起業は、ほとんど失敗するといわれますが、何とか踏ん張っています」と笑う。
「私が生まれ育った吉野の自然や歴史・文化をイメージしていただけるハムにしたいと思って作りました。ぜひ贈答品にもご活用ください」。そのねらいが当たり、吉野ハムは吉野町「ふるさと納税」のお礼の品にも選ばれている。吉野ハムは同社のサイトで購入できるほか、近鉄百貨店奈良店地下1階の「大和路ショップ」でも販売されているし、同百貨店のネットショップでも買える。先日吉野郡在住の知人に贈ると「山椒を摘んできてハムに添え、美味しくいただきました」というお礼のメールが入った。
私は永らくプレミアムをいただいている。この味に慣れると、ほかのハムが食べられなくなる。最近『週刊新潮』は「食べてはいけない『国産食品』実名リスト」を連載し、ハムの着色料や保存料は健康被害が疑われると報じているが、その点でもこのハムは安心である。
ちなみに大手メーカーのハムの「原材料名」をみると、糖類、卵たん白、植物性たん白、調味料(有機酸等)、リン酸塩、増粘多糖類、カゼインNa、酸化防止剤、発色剤、コチニール色素など、添加物のオンパレードである。これでは肉本来の味がしないはずである。しかし吉野ハムは丁寧に燻煙(くんえん)し、手間をかけて製造しているので、大量に造れないのが悩みの種である。
橋田さんの名刺には「奈良・関西の企業のネットワークを広め、ビジネス機会を創造するプラットホームを構築し、BtoB等の支援を通じて社会に貢献します」とある。中小企業支援センターでのご経験を、今も生かしておられるのだ。橋田さん、この奈良の新名物、ぜひ県内に広めてください。皆さん、ヤマトポークを使ったプレミアム吉野ハム、ぜひお試しください。
お問い合わせは電話 090-2288-9873 FAX 0742(31)6029
メール hashida-nara@ares.eonet.ne.jp
(てつだ・のりお=奈良まほろばソムリエの会専務理事)
『週刊新潮』の報道がすべて真実かどうかは分からないが、あのように実名を出して「これらは食べてはいけない」と警告されると、やはり食べる気がしなくなる。特にハムやソーセージには多種多様な添加物が使われているのだ。
美味しくて安心・安全な「吉野ハム」プレミアム、ぜひお試しください。橋田さん、これからも頑張ってください!