tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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上村松篁が描く「万葉の世界展」(松伯美術館)、2月2日(日)まで開催中!(2020 Topic)

2019年12月20日 | 万葉集
登美ヶ丘の大渕池畔にある松伯(しょうはく)美術館(奈良市登美ヶ丘2丁目1番4号)は、本年(2019年)12月13日、1994年(平成6年)の開館から25年目で来館者80万人を突破した、おめでとうございます!本日(12/20)付の奈良新聞に紹介されていて、上村淳之館長は「西洋画と日本画の違いがわかりにくくなっている今、文化庁が京都に移ることもあり、京都やここを拠点に日本画の、日本文化の発信の中心としていきたい」とコメントされていた。

そんな松伯美術館では、「令和元年記念 上村松篁が描く 万葉の世界展」が開催されている。井上靖著『額田女王(ぬかたのおおきみ)』の挿絵原画124点が、万葉歌とともに展示されている。圧巻は松篁氏の大作「万葉の春」(近鉄グループホールディングス株式会社所蔵 松伯美術館管理)だ。来年(2020年)1月11日(土)14:00~15:00には、上村淳之館長による「美術講演会」も開催される(聴講無料、但し入館料は必要。事前申込不要)。同館の公式HPによると、

万葉の世界展~「額田女王」挿絵原画を楽しむ~
(年末年始 12月23日(月) ~ 1月3日(金) は休館)

万葉の歌は、時を越えて歌い継がれ今日でも多くの人々に愛されています。人々の純粋で繊細な感情や自然と向きあう真摯な姿は歌の中で生き生きと力強く、また優雅に表現されています。日本画家上村松篁も、おおらかで心豊かな万葉の世界に憧れ、若い頃から万葉歌を愛読し、自らの絵の制作の糧としてきました。

本展では、昭和43年1月から昭和44年3月にわたり「サンデー毎日」に連載された井上靖氏の歴史小説「額田女王」に添えた松篁の挿絵原画124点を、物語を追いながら各場面で歌われる万葉歌とともに展示します。また松篁の描いた万葉の世界の集大成ともいえる超大作「万葉の春」や、万葉歌に歌われている鳥や花を描いた松篁・淳之の花鳥画もあわせてご覧頂きます。

展覧会名 万葉の世界 展~「額田女王」挿絵原画を楽しむ ~
開催期間 2019年12月7日(土)~2020年2月2日(日)
主  催 公益財団法人 松伯美術館
休 館 日 月曜日(但し1月13日(月・祝)は開館、翌日1月14日(火)は休館
 年末年始12月23日(月)~1月3日(金)は休館)
開館時間 午前10時~午後5時(入館は午後4時まで)
入 館 料 大人(高校生・大学生を含む) 820円 小学生・中学生 410円
※20名以上の団体は1割引
※障がい者手帳のご提示によりご本人と同伴者1名まで2割引

●駅営業所で販売する割引入館券
大人(高校生・大学生を含む) 650円(通常料金は820円)
小学生・中学生 320円(通常料金は410円)
[ 販売期間:2019年11月25日(月)~ 2020年 2月2日(日)]
割引入館券を近鉄の駅営業所にて販売しております。
※駅営業所の詳細は青字部分をクリックしてご確認ください。
※学園前駅では販売しておりません。
※次回以降の展覧会につきましても、引き続き駅営業所で販売いたします。
(駅営業所の詳細は青字部分をクリックしてご確認ください)
●奈良市ななまるカード(優待乗車証・老春手帳)の取扱いについて
平成27年4月1日より、入館料金の50%をご負担頂くこととなりましたので、ご理解くださいますようお願いいたします。なお、特別展は従来通り全額のご負担となります。

美術講演会(展示室にて開催)内容:展覧会の内容に沿った講演をします。
上村淳之(松伯美術館 館長) 2020年 1月11日(土)14:00~15:00
※聴講無料、但し入館料が必要です(事前申込は不要)。
 着席数は約50席(立席で聴講いただいて結構です)。


皆さん、ぜひ足をお運びください!
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