tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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三輪そうめん、存続の危機!後継者難で業者も生産量も半減

2023年03月23日 | 奈良にこだわる
奈良新聞(2023.3.19付)一面トップに〈三輪そうめん 後継不足で業者半減 生産量も比例し減少 原料高騰など追い打ち〉という記事が出ていた。詳細は、末尾の記事画像を見ていただきたい。リード文は、
※トップ画像は、「奈良まほろばかるた」から拝借

〈奈良を代表する特産品、三輪そうめん。その製造業者が減少している。それに伴い、そうめんの生産量も減少。第三者承継や新規参入が難しい業界ともいわれ、奈良の伝統産業を守るためには行政の支援も欠かせない〉。



2000年に比べ製造業者が約120軒から約60軒に半減し、これに比例して生産量も半減しているというから深刻だ。製造業者の高齢化が原因で、パート従業員を募集してもほとんど応募がないという。この話は、同紙の「國原譜」(2023.3.22付)でも取り上げられていた。

そうめんの製造はいわゆる「家内制手工業」で、自宅の一部が工場になっている。親族が跡を継いでくれれば良いが、なかなかそのようには行かないようだ。



三輪そうめんは2022年度の文化庁「100年フード」に選ばれ、同時に「有識者(審査員)特別賞」も受賞している。奈良県が誇る特産品、興味を持ってくれる若者はいないのだろうか。

コメント (4)
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