tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

奈良マラソン2012に初出場する南都銀行チーム、明日香村で合同練習会

2012年09月25日 | 奈良にこだわる
南都銀行には行内の同好会として「マラソン部」がある。事務局長は藤本一憲さん(同行南支店次長)だ。彼の声かけで9月23日(日)、ロンドン五輪に出場した女子ホッケー部に負けじとばかりに、12月の「奈良マラソン2012」を控えて合同練習会を開いた。奈良新聞(9/24付)「奈良マラソンへ合同練習 チームでは初参加に 南都銀行マラソン部」によると、


写真はすべて9/23「明日香村健康福祉センターたちばな」前で撮影

12月の奈良マラソン2012出場に向けて南都銀行マラソン部(約30人)は23日、明日香村内で、製作したばかりの統一ユニホームを着て合同練習を行った。行員でつくる同部は平成4年に創部。駅伝大会には団体で出場してきたものの、マラソン大会には個人で参加していた。チームとしての参加は今年が初めて。フルマラソンと10キロに約30人がエントリーしており、それに合わせて胸に「南都銀行」の文字が入ったユニホームも新調した。

中央が藤本さん

この日の練習会には10人が参加。真新しいユニホーム姿に「気合いが入るなあ」と意気込み、村健康福祉センターたちばなから芋峠までの往復約15キロを走った。同部事務局の藤本一憲さんは「奈良マラソンでは各自のペースで、全員の完走を目指したい」と力強く語った。

部員のうち20人以上が、フルマラソンにエントリーしているそうだ。昨年も20人近い行員が走ったが、ユニホームを着ていなかったので、終わってから「えっ、そんなにたくさんウチの行員が走っていたの?」という有様だった。今回は藤本さんたちの熱意で、スカッとした統一ユニホームが出来上がった。この練習会は、いわばそのお披露目である。





フルマラソンを走り切るには、脚力とスタミナだけでなく「気力」が必要である。チームとして参加することでお互いに励まし合えるし、ユニホームに行名を入れることは「あまり恥ずかしい走りはできないな」という適度のプレッシャーにもなる。

今年の奈良マラソンは12月8日(3kmジョギング)と9日(10kmとフルマラソン)である。これはぜひ、応援に行かなければ…。

※奈良新聞の記事(2012.9.24付 スポーツ面)
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明日香に学ぶ地域づくりシンポジウムは、9月29日(土)、30日(日)開催!(2012Topic)

2012年09月24日 | お知らせ
一般社団法人地域づくり支援機構(NAED)の主催、明日香村商工会と明日香ニューツーリズム協議会の共催により、「『明日香に学ぶ』地域づくりシンポジウム」が開催される。「まほろば地域づくりネット」のHPによると

「明日香に学ぶ」地域づくりシンポジウム

日 時
平成24年9月29日(土)・30日(日)
集合場所
29日 明日香村 祝戸荘
30日 県立万葉文化館

内 容
国づくりの変わり目に登場する変革の象徴、明日香村。この地はいま地域づくりの先進地域でもあります。地域づくり支援機構(NAED)は、地域づくりに興味を持つあなたのために明日香村でシンポジウムを企画いたしました。明日香村のフィールドを巡り、取組事例を体験的に学び、また、自治体の長、行政、NPO、学識経験者、ボランティアなど様々な立場から経験溢れる語りの中に、あなたの地域づくりの課題を解決するヒントが見つかるに違いありません。そして、あなたと同じく地域づくりを目指し、志を同じくする方々と親しくなるこの千載一遇の機会をぜひ活かして下さい。


写真は昨日(9/23)明日香村で撮影。彼岸花が咲き始めていた

参加費
全参加 25,000円  30日のみ 1,000円
申し込み方法
メールか申込用紙をお送りいただき、所定の参加費をチラシに記載の銀行口座へ振り込み
FAX:0742-24-2261 E-mail:info@naed.or.jp
連絡・問い合わせ先
(社)地域づくり支援機構
TEL:0742-24-2251 E-mail:info@naed.or.jp
詳細ホームページ
(社)地域づくり支援機構


1日め(9/29)は明日香村村長・森川裕一さんによる基調講演、現地視察、取り組み事例紹介&ワークショップ(夢耕社、飛鳥ブランド、明日香ニューツーリズム、奥明日香さらら、ハーブプロジェクト)、夜は「よなべ談義」(任意参加。参加費用は別途2,000円)。

2日め(9/30)はNAED副理事長・木村衛さんによる基調講演、取り組み事例・視察研修ワークショップの報告、パネルディスカッション(コーディネータ:村田武一郎 奈良県立大学教授、パネラー:福井義尚 奈良県地域振興部文化教育課課長/木村衛 NAED副理事長/坂本博子 ふるさとの食奥明日香さらら代表/石井博文 協同組合飛鳥観光振興理事)など、興味深いイベントが目白押しである。

開催は、もう今週の土日に迫っている。ぜひ、お早めにお申し込みを!


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雑賀耕三郎さんの「四季折々の天理と桜井」セミナー、10月19日開催!(2012Topic)

2012年09月23日 | お知らせ
「奈良まほろばソムリエ友の会」の会員で、談山神社総代を務めておられる雑賀耕三郎さんが、「四季折々の天理と桜井~美しさのなかに古代と中世をみる~」という演題の講演をされます。会場は近鉄学園前駅前のパラディ南館6階・近鉄「楽・元気プラザ」で、10月19日(金)14:00~15:30の開催です。入場は無料ですが、お申し込みが必要です(0120-841-333 年中無休 10:00~20:00)。

セミナーの告知パンフレットには「桜井に転入してまだ6年ですが、だからこそ見えてくるものがあります。天理・桜井を歩いて巡った経験をもとに、記紀万葉が息づく『大和王権のふるさと』を紹介します」とあります。このセミナーのことが雑賀さんのブログ「奈良・桜井の歴史と社会」に詳しく掲載されていますので、以下に紹介します。

10月19日(金)の午後にセミナーの講師を行うことになった。近鉄「楽・元気」生活、イベントセミナーである。学園前である。近鉄さんから、「四季折々の奈良という話をする人がいないか」という話がまほろばソムリエ友の会の役員にあり、白羽の矢が僕にたった。そこで「四季折々の天理と桜井―美しさのなかに古代と中世をみる」という演題で、90分の時間をいただけた。

山辺道を語りながら、大神神社と大和(おやまと)神社を語る。行燈山古墳(崇神天皇陵)の1800年の歴史も述べる予定である。初瀬の道を語りながら、長谷寺や出雲人形のお話しする。そして多武峰、磐余(いわれ)の道ということで、談山神社、安陪文殊院を話す。神社、仏閣の説明というより、四季折々の祭祀、行事を織り込みながら、話をつないでいく。

「近鉄電車に乗って桜井に遊びに来て」という話である。ウィークディの昼間である。聞きに来る方は年金者も多いようだから、「古事記発刊1300年記念の今年に、奈良の古代史をいっしょに学びましょう」と言う話もしたいと思っている。あれこれの話を40枚くらいの美しい画像で、パワーポイントで話をする。撮りためた精選の40枚という感じで、僕自身がワクワク気分で準備している。



雑賀耕三郎さん(65歳)

奈良まほろばソムリエの会についても、当日説明する。奈良まほろばソムリエ検定という試験を、奈良商工会議所が行っている。奈良ファンや奈良に精通している方々を認定する試験である。奈良の自然、歴史、観光資源を勉強して、それを観光客に伝えられる人材の育成を目指している。試験は年に一回、一月に行われる。出題範囲は県下全域で、古代、中世、近世に及ぶ。2級に合格し、1級を合格し、ソムリエということだから最低3年はかかる。飛び級はない。とくにソムリエは資料なしの3題の論文試験が難関である。

この受験勉強が僕の基礎である。20回ほどのガイドの経験がある。そして勉強の手助けにしようと、連日更新でブログを3年以上書き続けてきた。これを語る。ほかにも新聞の原稿書きとか、バスツアーの講師とか年内の予定は満載である。

「桜井が活性化する一助に」という気持ちはある。でも、誰かのためにというより、学ぶことが楽しみなのだ。いくつになっても新しいチャレンジと成長は人の喜びである。楽しみながら勉強して、充実した一日、一日を送っていきたい。


談山神社(この写真は、私が撮影したもの)

雑賀さんは桜井市民ですが、ご出身は名古屋です。最初、このお話を近鉄さんからいただいたとき、私は「“名古屋弁で語る天理・桜井”という演題は、いかがですか?」という提案を(半ば本気で)させていただいたほどです。他府県から来られた方がわずか在住6年で、これほど天理・桜井に愛着を持ち、こまめに歩いて写真を撮り、ブログで発信されているというのは、感動モノです。

私はたまたま、「四季折々の天理と桜井」セミナーのリハーサル(公開練習)に立ち会うことができました。なかなかお目にかかれないきれいな写真と雑賀さんの深い知識には、圧倒されました。

定員は40名ですが、すでに10名を超えるお申し込みがあるそうです。ぜひ皆さん、お早めにお申し込みください!

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奈良観光いまむかし(今昔)展は、10月21日(日)まで!(2012Topic)

2012年09月22日 | お知らせ
Facebook友達の豊田定男さんは、写真集や画集を制作している「デジタル夢工房」(奈良市内侍原町6 奈良県林業会館24)の代表を務めておられる。Facebookに書かれた「自己紹介」によると

《64歳でベンチャーを起業。奈良県の産業創造課でお世話になる。もともと好きな写真・パソコンを利用して画像処理の世界へ入る。主に写真集・画集などの出版・DVDの作成も行う。先般自費出版で「奈良名勝漫遊三日の旅」を発行しました。傍らひまを見つけ奈良大和路の写真を撮り続けている。最近は動画にも取り組みYouTubeを利用している。撮り続けた写真は?万枚になります。写真大好き人間、奈良大好き人間さんお友達になってください。追伸:立命館大学奈良県北部校友会の幹事をしております。立命館大学出身の方もご参加ください》。

力作『奈良名勝漫遊三日の旅』は2年前に刊行され、話題になった本である。毎日新聞奈良版(2010.10.22付)によると

奈良市で写真集や画集を製作している「デジタル夢工房」代表の豊田定男さん(70)が、1937年に発刊された奈良の観光絵図「奈良名勝漫遊三日の旅」を復刻した。東大寺や春日大社など同市内の観光名所を紹介したもので、昭和初期の様子をユニークなイラストで伝えている。

豊田さんは08年、知人の画家に見せてもらい、絵図の存在を知った。東大寺大仏殿の柱の穴をくぐったり、猿沢池のそばでシカにせんべいをやったりする今も変わらない観光客の姿が描かれている。また、東大寺近くにあった「春日野グランド」や花街・元林院の芸妓たちが接待していた「元検ビヤホール」など、現在はなくなった光景もある。

豊田さんは、知人の許可を得てイラストをパソコンに取り込み、画像処理の技術で黄ばみやシミを除去して本に仕立てたところ、知人らの間で「面白い」と評判になった。当初の発行所は京都市内の観光協会となっていたが、現存しなかったため、「自分の手で再び日の目を見せてあげたい」と自費出版することを決めた。

豊田さんは「当時の雰囲気をよく伝える上手なイラスト。写真とは違った魅力を多くの人に味わってほしい」と話している。B5版、48ページ。1000円(税込み)。奈良市内の書店で販売している。問い合わせは同工房(0742-24-7009)。



写真は、豊田さんのブログより拝借

その豊田さんが今、奈良市観光センター(奈良市上三条町23-4)1階で、「奈良観光いまむかし(今昔)展」を開催されている。豊田さんのブログ「大和路を気ままに散歩」によると《「奈良観光いまむかし(今昔)展」が19日から開催されます。奈良に興味のある方には必見です。奈良市観光センター(奈良市上三条町23-4)で9月19日から10月21日(午前9時から午後9時)まで開催しています。75年前に発行された「奈良名勝漫遊三日の旅」に掲載されているイラスト画と現在の写真と対比して展示しています。「奈良名勝漫遊三日の旅」復刻版(デジタル夢工房刊)は当センターにてお買い求め出来ます》。

なお奈良市観光センターを運営する奈良市観光協会は9/18、ホームページの画像が中国語で改竄され、一時、サイトを閉鎖していたが、現在は復旧している。全くお気の毒なことであった。

「奈良観光いまむかし(今昔)展」は10/21(日)まで開催している(入場無料)。ぜひ、お立ち寄りいただきたい。

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伊勢山皇大神宮(横浜市西区)は、関東のお伊勢さん

2012年09月21日 | 記紀・万葉
9/17(月・祝)、甥っ子の結婚式で、横浜市西区にある伊勢山皇大神宮(いせやまこうたいじんぐう)にお参りした。ご祭神は天照大御神(あまてらすおおみかみ)で、「関東のお伊勢さん」と呼ばれている。伊勢山皇大神宮の公式HPによると


境内の記念館で、記念撮影(当記事の写真はすべて9/17に撮った)

由緒 『関東のお伊勢さま』と親しまれる当宮は、明治初年に国費を以て創建された神社であり、神奈川県の宗社、横浜の総鎮守とされています。かつては、久良岐郡戸部村の丘陵に鎮座されていましたが、神社名、創建年代共に不明です。


一の鳥居。式は撮影禁止なので、以下の写真は早めに着いて撮った

明治維新後、神仏分離、国家神道の時代を迎え、当地横浜が国の貿易の要として開港されるに及び、人々の心を1つにし、外国との国柄の違いを胸に刻み、国家の鎮護を祈る事を目的に、明治3年4月14日、時の神奈川県副知事井関盛艮氏が太政官に対し建白書を送り、『伊勢山に皇祖の御社を勧請あれば、高麗の宮殿を創立し、国家の鎮護を祈り、人民をして、崇敬胆仰せしめん』との布告を戴き、社殿を始め、境内の整備が開始されました。



総ヒノキ造りの二の鳥居。正面に社殿が見える

翌年4月15日、社殿並びに境内施設が竣工し、正遷宮が執り行われ、横浜の町を挙げての初めてのお祭りは壮大華美を極めた様子でした。また、この時、地名も野毛山から伊勢山へと変えられました。



社殿 境内は3900余坪、御社殿は神明檜造(しんめいひのきづくり)で、太古の掘立造の面影を残し、屋根の千木(ちぎ)[角のような形]と鰹木(かつおぎ)が特徴です。創建当時の社殿は関東大震災の災禍を蒙り、ことごとく倒壊し、現在の社殿は昭和3年に復旧建造されたものです。



お宮参りのグループ



表参道の二の鳥居は、昭和45年に御鎮座100年を記念して横浜金沢の相川文五郎氏より寄贈されたもので総檜造、一の鳥居は昭和55年に御鎮座百拾年を記念して建て替えられました。


杵築宮(きづきのみや)。ご祭神は月讀命(つくよみのみこと)、須佐男命(すさのおの
みこと)、大国主命(おおくにぬしのみこと)、住吉三柱大神(すみよしみはしらのおおかみ)。
戦後は子之大神(ねのおおかみ=野毛地区の氏神さま)も合祀されている


大物主(おおものぬし)大神。伊勢神宮ご鎮座2000年奉祝の記念事業
として、平成8年に大国主大神の和魂(にぎみたま)の大物主大神が
宿る磐座(いわくら)を、大和国一ノ宮、三輪山の大神(おおみわ)
神社の分霊として移設鎮座

この神社は、JR・地下鉄桜木町駅から徒歩10分の高台にある。私は新幹線で新横浜、地下鉄約15分で桜木町駅、というルートで行ったが、新横浜からそのままJRで向かってもいい。JR桜木町駅は、もとの横浜駅である。「汽笛一声新橋を~♪」の鉄道唱歌で知られるように、日本初の鉄道は新橋・品川⇔横浜間で開通したが、当時の横浜駅は、今の桜木町駅なのである。


柳生博の一家も、寄進されていた


裏参道の鳥居

伊勢山皇大神宮の境内には桜の木がたくさん植えられ、4月には豪華な花見も楽しめそうである。横浜方面にお出ましのおりには、ぜひお参りいただきたい。
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