宅地造成でできた法(のり)面や、売れ残っている空き地で、こういう枯れ草の広がりが見られる。
滋賀県湖東の田園地帯では、おそらく麦の金色に染まった広がりが今時分は見られるはず。
道路の片側は田植え後の緑の広がりで、もう片側は収穫直前の金色の広がりという対比が素晴らしいのだけれど、ちょうど良く用ができる偶然が重ならないと見られない。
画像の枯れ草はイネ科だろうとは思うものの、枯れていない時はどういう姿なのか記憶になく、名も知らない。
ドライフラワーを飾って楽しむような趣味があれば、これを刈り取って大きい花瓶にでも挿したら良さそうだ。
たいてい金網フェンスに囲われていて入り込めないが、タバコのポイ捨てでもされたら、野焼きふうに燃え広がってしまうのではないか。
手前側が刈ってあるのは、その予防対策か。
もう直ぐ新たな雑草が萌え広がって、この枯れた美しさは消える。
今年はこの草がどんな花を咲かせ、どういう実を結ぶのか見定めて名を調べたいとは思うが、覚えていられるかどうか。