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空にいるような軽い気分で・・・

電灯のスイッチ

2018年02月16日 11時20分00秒 | 随筆或いはエッセイ
わが家の階段の折り返し踊り場の上には、当たり前の格好で小さな電灯があり、スイッチは階段の上下どちらからでも点灯消灯ができる仕掛けになっている。
いち日の終わりに階段を上がって寝にいく時に、安全のための電灯を私はわざわざ消して階段を上がる。
はじめから消えていた場合も、点けて確認することはせずに、そのまま上がっていく。
節約目的ではなく、せっかちだからでもなく、訓練でもなく、闇に向かって上がっていく小さなスリルが気に入っているから。
つまずくことはないけれど、もう一段ありそうで、から踏みすることはたまにある。
そうしてドアを開けると、部屋は真っ暗だが電灯スイッチを押さない。
何かがひそんでいて、機を窺っているかも知れないということをいつも想う。
それでも点けずに、暗闇のなか手探りで布団に入る。
瞬時身構えて待つ。
そうしていつだって何事もなく、いつの間にか眠り込んで朝を迎える。
誰かに言うほどのことではないけれど、文章練習にこんなことも書いてみる何もない暮らし。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (熊子の百葉箱)
2018-02-16 15:14:51
何もない暮らしでなく、
とても面白い暮らしです(笑)
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熊子の百葉箱さんへ (とんび)
2018-02-16 16:52:49
>とても面白い暮らし
ちょっと、面白がっていただけたのでしょうか!?
嬉しいです。
独り遊びをいつでもいつまでもやってしまう・・・そんな不審者のまま、毎日が過ぎていきますです。
返信する

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