何本目になるか、久しぶりに万年筆を購入した。
水性ボールペンが出始めてからはあまり利用されないようだが、私は手紙やはがきはいつも万年筆で書いていた。万年筆は、私には不思議な魅力があり、思い出の品としてときどき書き味を楽しんでいた。
今、常時使っている万年筆は7、8本ある。ペン芯からペン先までの細い溝がインクの供給を左右するが、何本かは、ペン先をいじって書けなくしてしまった。それらも今もインクを付けて使用している。インクが体温で温まり膨張してあふれ、ワイシャツを駄目にしたこともあった。
一番初めに求めた万年筆はカートリッジインクを使うプラチナ社製だった。中学生のころ初めてのアルバイトでもらったお金で買った。それは、キャップ部分が大きく、ワイシャツに入る短いサイズだった。もう半世紀も前のそれは、少しインクの出が悪くて、今はインクを付けて使っている。次に古いものは、大学入学の時父から贈られたパーカー製だ。これは太字でインクを食うがいまだに柔らかな書き味が気に入っている。あとは妻にもらった名入りのパーカー社製のもの、大学の恩師が研究先のドイツから贈ってくれたモンブラン製のもの、そして、会社を辞めふるさとへ戻る時に求めたシェファー製の万年筆も記念のものだ。
今回は、特に記念ということではないが、検診で大学病院へ行った帰りに、新宿の高島屋で衝動的に買ってしまった。しいて言えば、この先の健康を願い、まだ何年も書けますようにとの願いを込めて!か。試しに書いてみたら、なめらかですぐに気に入って決めた。キャップがねじ式のパイロット製カスタムで、ペン先は中字を選んだ。
万年筆は長期間使用しないとインクが固まって書けなくなるので、日常なるべく使っていることが一番のメンテナンスになる。日記やメモも、ときどきペンを変えて使う楽しみもある。ときどき布でふいたり、ペン先をルーペで覗いたりしている。また、作法に反するかも知れないが、たまに般若心経を万年筆で写経している。モーツアルトでも聴きながら書いていると筆に劣らずこころが落ち着く。
帰宅して、早速万年筆収納専用のペン立てに加えた。
ワープロが多いが、なるべく万年筆を使って書く楽しみを続けていきたい。
水性ボールペンが出始めてからはあまり利用されないようだが、私は手紙やはがきはいつも万年筆で書いていた。万年筆は、私には不思議な魅力があり、思い出の品としてときどき書き味を楽しんでいた。
今、常時使っている万年筆は7、8本ある。ペン芯からペン先までの細い溝がインクの供給を左右するが、何本かは、ペン先をいじって書けなくしてしまった。それらも今もインクを付けて使用している。インクが体温で温まり膨張してあふれ、ワイシャツを駄目にしたこともあった。
一番初めに求めた万年筆はカートリッジインクを使うプラチナ社製だった。中学生のころ初めてのアルバイトでもらったお金で買った。それは、キャップ部分が大きく、ワイシャツに入る短いサイズだった。もう半世紀も前のそれは、少しインクの出が悪くて、今はインクを付けて使っている。次に古いものは、大学入学の時父から贈られたパーカー製だ。これは太字でインクを食うがいまだに柔らかな書き味が気に入っている。あとは妻にもらった名入りのパーカー社製のもの、大学の恩師が研究先のドイツから贈ってくれたモンブラン製のもの、そして、会社を辞めふるさとへ戻る時に求めたシェファー製の万年筆も記念のものだ。
今回は、特に記念ということではないが、検診で大学病院へ行った帰りに、新宿の高島屋で衝動的に買ってしまった。しいて言えば、この先の健康を願い、まだ何年も書けますようにとの願いを込めて!か。試しに書いてみたら、なめらかですぐに気に入って決めた。キャップがねじ式のパイロット製カスタムで、ペン先は中字を選んだ。
万年筆は長期間使用しないとインクが固まって書けなくなるので、日常なるべく使っていることが一番のメンテナンスになる。日記やメモも、ときどきペンを変えて使う楽しみもある。ときどき布でふいたり、ペン先をルーペで覗いたりしている。また、作法に反するかも知れないが、たまに般若心経を万年筆で写経している。モーツアルトでも聴きながら書いていると筆に劣らずこころが落ち着く。
帰宅して、早速万年筆収納専用のペン立てに加えた。
ワープロが多いが、なるべく万年筆を使って書く楽しみを続けていきたい。