《映画「北の零年」の1場面:ネットより》
日曜日の夜、映画「北の零年」を観た。明治維新の移ろう時代の波に翻弄された武士たちの悲哀が見事に描かれた感動の大作だった。
映画を見ながら、数年前に根室の海に浮かぶ野付半島に旅行したときに、はからずも見つけた会津藩士顕彰の石碑を思い出した。そのころ北方警備や開拓のため北の果ての地に駐屯した会津藩士も、同じようにその辛苦は想像を絶するものだったに違いない。なれない厳寒の地での開拓者たちには数限りない人間模様があったと思う。
この物語は、主人公志乃の言葉で締めくられていた。
「生きている限り、夢見る力がある限り、きっと何かが私たちを助けてくれる」と。
前向きに、明日を信じて夢を持ちながら生活したいと思った。