エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

春の女神に再会

2010-05-05 | 昆虫
                        【再会できたギフチョウ】

 少し遠くに遠征した。今日は「こどもの日」だがいつもと変わらない、孫を連れて家族で里山へピクニック、お昼を食べに行った。
 いつもは車で10分の山の公園だが、今日はじいちゃんのチョウの撮影に同行、隣町までついて行った。

 ポイントの近くの公園で、お昼を食べた。妻と孫たちを待たせて、ギフチョウを期待して山に入った。
 ギフチョウを撮りたかった。4月の気温が低く、多分昨年に比べて10日は遅れているだろうと考えた。
案の定、まだ杉の林には雪が残っていた。雪の中から、カタクリの芽がゾクゾクと伸び、つぼみを付けていた。

  雪の中からつぼみ膨らむ

 孫たちを麓に待たせていたので、そう長居はできない。あきらめて山道を戻ろうとしたら、陽のあたる一角にギフチョウが飛んできた。やはりで出始めた!
昼を過ぎて、気温もが上がって結構敏捷な飛び方だった。2,3頭が目の前を飛ぶが、カメラで追うには少し速かった。
よく、咲き始めたカタクリに来るのだが、なかなか止まってくれない。
何とか写したいと思ってねばった。散り始めているヤマザクラの花に吸蜜に止まった。
急いでカメラを構えた。一瞬だったけれど、望遠で2,3枚連写することができた。
 また、来年会おうと、春の女神に呼びかけて山を下った。

 麓に降りると、辺りの、陽だまりのカタクリの横にはキバナノアマナがきれいに咲いていた。ミヤマカタバミやエンレイソウが群生していた。紫色のキクザキイチゲも可憐に咲いていた。妻と孫が心配して登ってきた。

可憐に咲くカタクリ



エンレイソウ 

 キジムシロ

 
カンアオイの仲間 ギフチョウの食草

帰宅して、ギフチョウの写真を確認した。手ぶれで失敗したが、可憐なギフチョウが春の陽に輝いて写っていた。


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