透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

教訓

2010-04-04 | A あれこれ
■ 先日読んだ『国土学再考 「公」と新・日本人論』の一節。「紛争」を「コンペ(設計競技)」に、他の言葉も適宜読み替えると教訓になる。受験生ならば、「紛争」を「テスト」に置き換えてみることもできるだろう。(  )内は読み替えた言葉。

**紛争(コンペ、テスト)の後では、必ず勝負を総括し、次に備えておかなければならないということになる。(中略) なぜ私たちは今回は勝てたのか、なぜ私たちは今回は敗れてしまったかについて、兵(スタッフ、勉強時間)の多寡や鍛錬度(経験)、武器の優劣(プレゼン用の道具やソフトなど、参考書など)、士気の高さ(意欲)、戦った地形の有利・不利(出題範囲)、あるいは戦陣の取り方等々について、反省と総括を行い次に備えた創意と工夫が求められる。

つまり、紛争(コンペ、テスト)についての経緯と結果を、理性的に分析して、その分析結果を次につなげるといったことがどうしても必要になるし、その手続きを欠いていたのでは、次の戦い(コンペ、テスト)に敗れるということになる。相手も学習するのだ。**

長い引用で気が引けるが、このように読み替えることもできる。

本から何を学ぶかは、読み手次第なのだ。