■ 佐貫亦男氏の『進化の設計』講談社学術文庫を読み始めた。 生物の進化について、専門の「航空工学」から興味深く論じている。
**昆虫に羽が生えるまでには五〇〇〇万年以上かかっており、石炭紀になってからである。(中略)ライト兄弟がレオナルド・ダ・ビンチ以後四〇〇年かかって飛行に成功したことは、昆虫に比べれば、途方もなく速いことになる。** といった具合に。
第2章「奇怪な形の魚は長生きしない」にはこんなくだりも。**造物主はこの兼ね合いに困って、途中で設計をあきらめたものだから、奇怪な形となってしまった。こんなことは、機械設計にもよくある。** 工学的視点から評価する生き物の「デザイン」。
生物学的なアプローチで説くものとは全く異なる進化論、この本は面白い。読了後に再度何か書こう。
**昆虫に羽が生えるまでには五〇〇〇万年以上かかっており、石炭紀になってからである。(中略)ライト兄弟がレオナルド・ダ・ビンチ以後四〇〇年かかって飛行に成功したことは、昆虫に比べれば、途方もなく速いことになる。** といった具合に。
第2章「奇怪な形の魚は長生きしない」にはこんなくだりも。**造物主はこの兼ね合いに困って、途中で設計をあきらめたものだから、奇怪な形となってしまった。こんなことは、機械設計にもよくある。** 工学的視点から評価する生き物の「デザイン」。
生物学的なアプローチで説くものとは全く異なる進化論、この本は面白い。読了後に再度何か書こう。