会えない時間が 愛を育てるのです 目をつぶれば 龍馬さんがいます
加尾はこんな郷ひろみ的セリフを龍馬にぶつけたのかもしれません。4年ぶりの再会でした。この月日がふたりの関係をおとなの恋に熟成させていました。ふたりの間を隔てるものなど何もない一夜・・・。でも表現はいかにもNHK的でした(ま、いいか)。
加尾は高知、じゃなかった土佐に帰ってどうするんでしょう・・・。帰らない?帰るんですよね。中年オジサンとしては昨晩(11日)の加尾は檀れいがよかったなと思いました。武士の一分と重なって涙したかもしれません。
いままで大河ドラマをあまり見たことはありませんでした。でも、龍馬伝は見ています。映像は光の扱いが実にいい。室内に射し込む逆光で人物を浮かび上がらせるシーンが印象的。これからも光の扱いには注目です。
次回、龍馬は勝に会うために江戸へ行き、佐那と再会するんですよね。いちずに待ち続けていた龍馬と再会するとき、佐那はいったいどんな表情でどんなことを言うのでしょう・・・。
このドラマは魅力的な俳優ぞろいですが、私は乙女姉ちゃんが好きですね。芯の強そうなきりっとした表情がいいです。
これから、どんなふうに物語が展開していくのか、楽しみです。龍馬の奥さんになるお龍の登場はまだ先なのでしょうか・・・。
■ 路上観察 塩尻の蔵 100412
1 妻垂れは漆喰の壁を雨から保護するために設けられる。別に珍しいものではなく、塩尻市内でも見かける。長野県では諏訪地方から南信(県の南部)方面に多い。
この妻垂れはまだそれ程年数が経っていない。このように木が使われ、本来の姿が継承されているものを見ると嬉しくなる。金属サイディングなどに替えられてしまうこともあるが、それだと蔵にマッチしないし、美しくない。
2 平側の壁に設けられた上下ふたつの窓はそれほど大きくはないが、なかなか存在感がある。換気や採光のために最小限の窓は必要、防犯・防火上窓は不要。この相反する条件にどのように折り合いをつけるか。
両開きの戸と鉄格子がその答え。