繰り返しの美学 安曇野にて 2010-04-10 | B 繰り返しの美学 ■ 「繰り返しの美学」とは建築を構成する要素を繰り返すという単純なルールによって秩序づけられた状態に美を感じるということです。繰り返しにはいくつかのパターンがありますが、基本は構成要素を一方向に等間隔に繰り返すことです。この基本通りの繰り返しを見かけました。シンプルで端正な形の繰り返しです。後方に安曇野のシンボル、白い常念岳が見えています。自然の山並みと人工の幾何学的な山並みとの対比。
小谷の蔵 2010-04-10 | A あれこれ □ まだ雪の残る北安曇郡小谷村、千国の集落で見かけた蔵。撮影100409小谷の蔵は既に数回取り上げたが、このような蔵を見かけるとつい路上観察してしまう。腰壁の取り外し可能な木製パネル、軒先を補強する木組み、妻壁を保護する板壁(名称は不明、妻垂れとは呼ばないだろう)。これらは雪深い山里に暮らす人々の長年の知恵と工夫の成果。やはり民家には「うそ」がない。