東筑摩郡朝日村針尾地区の火の見櫓
■ 火の見櫓がどのようなところに立っているのか、周辺の様子を押さえておくことも必要。隣には火の見櫓の後継、防災無線の鉄柱が立っている。防災無線の鉄柱や電柱は景観上無い方が好ましいのだが・・・。
230 火の見櫓全景
■ 3角形の櫓の側面は3面、その内の1面を梯子を兼ねた横材のみで構成している。残りの2面にはブレースが3段設置されている。1段目にはリング式ターンバックルを使った丸鋼のブレース、2、3段目にはアングル材(等辺山形鋼)を使い、交叉部をボルトで固定している。やはり櫓にはリング式ターンバックルを使ったブレースが美的観点からすれば好ましい。
@善光寺
屋根の造り方に注目。頂部をグ~っと引き伸ばして避雷針状に尖らせている。このような加工は珍しい。蕨手も無い簡素なつくり。半鐘の表面には梵鐘のように「乳」と呼ばれる突起が付いているものもあるが、これはツルリンチョ。
火の見櫓の存在を全く気にかけないかのように、バス停が建てられている。のどかな光景だ。バスを待つおばあさんでも居たらもっと良かったが・・・。