透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

230 東筑摩郡朝日村針尾の火の見櫓

2011-12-18 | A 火の見櫓っておもしろい


東筑摩郡朝日村針尾地区の火の見櫓  

 火の見櫓がどのようなところに立っているのか、周辺の様子を押さえておくことも必要。隣には火の見櫓の後継、防災無線の鉄柱が立っている。防災無線の鉄柱や電柱は景観上無い方が好ましいのだが・・・。



 
230  火の見櫓全景

 3角形の櫓の側面は3面、その内の1面を梯子を兼ねた横材のみで構成している。残りの2面にはブレースが3段設置されている。1段目にはリング式ターンバックルを使った丸鋼のブレース、2、3段目にはアングル材(等辺山形鋼)を使い、交叉部をボルトで固定している。やはり櫓にはリング式ターンバックルを使ったブレースが美的観点からすれば好ましい。


  @善光寺

屋根の造り方に注目。頂部をグ~っと引き伸ばして避雷針状に尖らせている。このような加工は珍しい。蕨手も無い簡素なつくり。半鐘の表面には梵鐘のように「乳」と呼ばれる突起が付いているものもあるが、これはツルリンチョ。



火の見櫓の存在を全く気にかけないかのように、バス停が建てられている。のどかな光景だ。バスを待つおばあさんでも居たらもっと良かったが・・・。


 


「白きたおやかな峰」

2011-12-18 | A 読書日記



 今年もあと2週間。時の経つのは早いものだ。

『私が源氏物語を書いたわけ』山本淳子/角川学芸出版 平安時代の才女・紫式部の日常、心の内面が詳細に書かれていて興味深かった。巻末の著者略歴に載っている『ビギナーズ・クラシックス日本の古典 紫式部日記』も読んでみたいと思う。読みたい本は増えていくばかり・・・。

さて次は北杜夫の『白きたおやかな峰』新潮社。カラコルム遠征隊に医師として参加した体験をもとに書かれた山岳小説の・・・、白眉。今年の読み納め本になるだろう。

この10月24日に亡くなった北杜夫の作品を再読している。

『黄いろい船』
『どくとるマンボウ青春記』
『どくとるマンボウ途中下車』 
『どくとるマンボウ追想記』
『どくとるマンボウ昆虫記』
『夜と霧の隅で』

上記の作品読了。