海野宿にて 撮影201103
■ 火の見「櫓」というからには立体的な構造であることが必須の条件と言える。従ってこのような梯子状の火の見は櫓ではないが、一般的な慣習に従ってこのようなものも含めて火の見櫓と呼んでいる。まあ、こんな堅いことは脇に置いておこう。
243 塩尻市片丘南内田の簡素な火の見櫓 撮影20120108
■ アングル材の柱に丸鋼をボルトで留めてステップにしている。後方のアングル材とで3角形の平面を構成して、やはり丸鋼の斜材で繋ぎ、立体トラスを構成している。
高さは3mとない。地上に立って半鐘を叩くことができるような高さのものと、どう違うのだろうか。音の届き方にも違いはないような気がするがどうだろう。たとえ数段であっても梯子を上るという行為そのものに意味があるのかもしれないなどと考えてみるが、一刻も早く半鐘を叩いて火災を伝える必要があると考えると、合点がいかない。
この姿・形にも理にかなう意味があるはずだが・・・。