透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

248 みんなちがって みんないい

2012-01-25 | A 火の見櫓っておもしろい


 
248 北安曇郡池田町



 屋根は開きかけの傘のようです。屋根って勾配によって印象が随分変わるということが分かります。半鐘もスピーカーもサイレンも照明も無し、見張り台の手すりも横桟1本のみ、すっきりしています。

見張り台の直下のフレームにはブレースが入っていません。普通きちんと全てのフレームにブレースを入れてますが・・・。梯子は櫓の外側に設置してあります。細身の櫓ですから、内側に設置するのは無理なのでしょう。



細身の火の見櫓、その脚部。

鋼材の接合部はボルト止め。リベットは今から40年くらい前まで使われていたようですが(むかし火の見櫓をつくったことがあるという、鉄工所の工場長に聞きました)、この火の見櫓には使われていません。リベットはボルトより安価だったようですが、強度(せん断耐力)は軸が太いボルトの方があります。併用する場合にはこのことを考慮して使い分けしていたんでしょう。



今回も所在地を地図上にプロットしましたが、表示範囲が狭いので分かりにくいですね。反省。


 


きょうよう きょういく

2012-01-25 | A あれこれ

 心理学者の多湖輝(たご あきら)さんと言えばかつて大ベストセラーになった「頭の体操」というクイズ本のシリーズの著者として有名です。

数日前、多湖さんがNHKのラジオ深夜便という番組の「明日へのことば」という早朝4時過ぎからのコーナーに出演していました。85歳という高齢ながら実にお元気、多弁でした。

多湖さんは歳をとってから大事なことは「きょうよう」と「きょういく」だと語っておられました。「教養」と「教育」かと思いきや、さにあらず。「今日用」と「今日行く」なんだそうです。今日、用事があるかどうか、今日、行くところがあるかどうか、が大事だとのこと。なるほどな~、な指摘でした。

私は歳をとっても「今日、用がないな~」 これはないと思います。他に用事がなければ本を読みます。「今日、行くところがないな~」 これはあるかもしれません。 あるいは寝たきりになってしまって行きたくても行くことができないということになってしまうかもしれません。そうなったらやはり本を読んで過ごそうと思います。

読みたい本ならいくらでもあります・・・。