248 北安曇郡池田町
■ 屋根は開きかけの傘のようです。屋根って勾配によって印象が随分変わるということが分かります。半鐘もスピーカーもサイレンも照明も無し、見張り台の手すりも横桟1本のみ、すっきりしています。
見張り台の直下のフレームにはブレースが入っていません。普通きちんと全てのフレームにブレースを入れてますが・・・。梯子は櫓の外側に設置してあります。細身の櫓ですから、内側に設置するのは無理なのでしょう。
細身の火の見櫓、その脚部。
鋼材の接合部はボルト止め。リベットは今から40年くらい前まで使われていたようですが(むかし火の見櫓をつくったことがあるという、鉄工所の工場長に聞きました)、この火の見櫓には使われていません。リベットはボルトより安価だったようですが、強度(せん断耐力)は軸が太いボルトの方があります。併用する場合にはこのことを考慮して使い分けしていたんでしょう。
今回も所在地を地図上にプロットしましたが、表示範囲が狭いので分かりにくいですね。反省。