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■ 塩尻市片丘中挟の背の低い火の見櫓。ゴミステーションの壁に屋根と半鐘の影が落ちている。
屋根と見張り台はあっさりデザイン。半鐘の横に木槌が吊るしてある。
背は低いが屋根も見張り台もあって、火の見櫓の構成要素は全て揃っている。
火の見櫓の世界には出口がない。入り込んだらいつまで経っても抜け出すことができない・・・。
片持ち梁の規則的な繰り返し @郵便事業㈱松本南支店
■ 『「脳」整理法』 茂木健一郎/ちくま新書に次のような記述がある。 **規則性や秩序によって呼び起こされる感情には、独特のものがあります。(中略)規則性に歓びを感じるという人間の嗜好が確かにあるわけです。**(67、68頁)
建築を構成する要素の規則的な繰り返し、ビジュアルに示された秩序。脳にはこのような状態を美しいと思う「癖」があるらしい。