馬頭観世音を祀る祠とその由来を説明する石碑 撮影120407
■ 松本市城西に駒町という旧町名の地域がある。そこに奉祀されている馬頭観世音。
貞享3(1686)年に起きた貞享義民騒動と呼ばれる一揆。多田加助ら一揆の首謀者の赦免状を携えて江戸を発った鈴木伊織、彼の乗った早馬がこの辺で骨折してしまって、処刑に間に合わなかった・・・。 この馬頭観世音はその時の早馬を奉祀していて、町名の駒町もこの出来事に由来すると石碑にある(写真の右側)。
どうやら今日(7日)はお祭りらしい。祠に提燈が下げられ、のぼり旗が立てられていた。
馬頭観世音は観世音菩薩の化身で、煩悩や悪心を断つ功徳があるという。馬頭という名前からか、次第に本来の性格から離れて馬の神様として崇められるようになり、馬が死ぬと供養のために石像が建てられたという。
今日、4月7日は「愛馬の日」だそうだが、このお祭りと関係があるのかどうかはわからない・・・。