■ 本稿が2936稿目。めざせ3000稿!
9月のブックレビュー。読了本は4冊。別にノルマを決めているわけではないが、まあ、月4冊はクリアしたい。
『落日燃ゆ』 城山三郎/新潮文庫 東京裁判で死刑を宣告された7人のA級戦犯のうち、ただ一人の文官であった広田弘毅の生涯。毎日出版文化賞と吉川英治文学賞受賞作品。
『カラーひよことコーヒー豆』 小川洋子/小学館文庫 エッセイ集。カラーひよこは金魚すくいとともに縁日には欠かせないアイテムだった。コーヒー豆は作者にできたコーヒー豆のような疣(いぼ)のこと。
『街場の文体論』 内田樹/ミシマ社 30年におよぶ教師生活の最後の半年、「これだけは伝えたい」と教壇で語られた「クリエイティブ・ライティング論」14講(帯より引用)
『阪急電車』 有川浩/幻冬舎 片道わずか15分の私鉄線の電車内で繰り広げられる人間模様。映画化もされた人気作家のベストセラー小説。
10月はこの短編集から