■ 今年も「ほう葉巻」の季節になりました。「包む」というカテゴリーはほう葉巻のためにあるようなものです。
毎年同じことを書いています。
ほう葉巻は木曽地方の季節限定(5月中旬から7月下旬)の蒸し菓子です。米粉をこねた生地で 小豆餡を包み、朴(ほお)の若葉で包んで蒸してつくります。朴(ほお)の葉で包むのですから「ほお葉巻」という表記ではないかと思いますが、「ほう葉巻」という表記が一般的のようです。
今年もAさんからほう葉巻をいただきました(写真)。Aさん毎年ありがとうございます。
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朴の葉は枝の先端に放射状に付きます。子どものころ朴の枝を折って、葉の片側を手でちぎり取って風車(かざぐるま)を作って遊びました。
これだけの説明ではなぜ風車ができるのか分からないですよね。肝心のところの説明が難しいのです。放射状に付いた葉の付け根のところで皮がリング状に枝から抜けるんです。それを向きを逆にして元あった枝先に挿し戻して、って分かりにくいですね・・・。興味のある方は調べてみてください。田舎の素朴な遊びです。