『眺める禅』 枡野俊明/小学館
■ このところ火の見櫓の記事を続けたので、「また火の見櫓、つまんない」という閲覧者の声が聞こえる・・・。で、今回は本。
4月に東京した際、代官山の蔦屋で買い求めた本。積読状態が続いていたが、先日ようやく読むことができた。著者の枡野氏は曹洞宗の寺の住職にして庭園デザイナー、多摩美大の教授も務めておられる。
本書は枡野氏がデザインした禅の庭、枯山水が心安らぐ文章とともに何例も紹介されている。
以下本書からの引用(51頁)
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心の在り様が違えば、受けとり方も違うのです
そのときどきの偽りのない心を知る
「禅の庭」はそういうものでもあるのです
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幕の内弁当のような足し算な暮らしをしていていると、枯山水の引き算の美学に惹かれる。 どこか枯山水の庭を観にいこう、京都か・・・。