『鉄道でゆく凸凹地形の旅』 今尾恵介/朝日新書
■ 世の中に地図好き、マップラバーは多い。この本の著者の略歴には地図研究家、日本地図学会「地図と地名」専門部会主査とあるから、単なる地図好きではなく地図マニアの域にある人だろう。
地図マニアにもいろんなタイプがある。どうやら著者は「地図上の鉄道」マニヤ、らしい・・・。この本には鉄道曲線や勾配の話がしばしば出てくる。
地図マニアならば、地図を眺めていればその土地の風景が目に浮かび、更に加えて鉄道マニアなら、地図上の鉄道を旅することができるのだろう。本書はそのようなマニアにはたまらない1冊。