■ 自室の書棚にある『古事記』は以下の3冊。
『古事記 附現代語訳』武田祐吉訳註(角川文庫1956年初版発行 1975年41刷発行)
『古事記(上)』全訳注 次田真幸(講談社学術文庫1977年第1刷発行 2007年第54刷発行)
『古事記』橋本 治(講談社2009年第1刷発行 2011年第3刷発行)
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712年(和銅4年)に太安萬侶の稿により成った最古の古典。
ここに橋本 治氏の『古事記』のカバー裏面の紹介文から引く。**日本にまだ固有の文字がなかった八世紀初頭に成立した『古事記』は、漢字の音と訓を利用して、神話や古くからの言い伝えを書き表した日本最古の書物である。国の成り立ちを説いた歴史の書にとどまらず、古代の人々の想像力にみちた豊かな文学性を感じさせる。(中略)ここには日本人の心と行動のすべての原初の姿を見つけることができる。**