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『生態学入門』梅棹忠夫/吉良竜夫 編(講談社学術文庫1976年第1刷)
■ ぼくは生態学に興味があり、こんな本を1977年10月に読んでいた。
カバー裏面の本書紹介文を載せる。
**科学技術文明の急速な浸透はさまざまなところで人間と自然の調和に蹉跌を生じている。公害や自然災害はいったい何に起因するのだろうか。生物科学と社会・文化科学を架橋すべく脚光を浴びて登場した生態学は今日必須科学の一つであり、地球規模での視点が要求される今日、真の生態学的知識が必要であろう。本書はそうした要請に応えるべく生態学の基本用語を項目別に記述し参考文献を付した、斯界第一人者の手になる入門書の白眉である。**