(再)飯田市鼎下茶屋 4脚(貫通)44(隅切り)型 撮影日2021.04.08
■ 前稿の飯田市鼎の火の見櫓をもう一度取り上げる。屋根のてっぺんと見張り台の手すりに同じ「くるりんちょ」なデザインの飾りが付けられている。見張り台は大きく面取りしてあるので8角形と捉える人がいるかもしれない。見張り台の床の開口部にも手すりを設置してある。
櫓は小屋を貫通しているので、踊り場まで外付け梯子を掛けてある。踊り場の半鐘は撤去され、小屋根だけが残っている。
脚が屋根を貫通していることがよく分かる。それぞれの脚で3か所、計12か所屋根に穴が開いているのだから雨漏りしないわけがない。このことを承知の上で敢えてこのようにしているのは小屋と火の見櫓を並べて建てる敷地が確保できなかったから?