透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

上田市古安曽の背の高い火の見櫓

2022-08-27 | A 火の見櫓っておもしろい

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1379 上田市古安曽 東塩田小学校前 4柱4〇型たばね脚 撮影日2022.08.25 


 櫓に交叉ブレースが10段ある。上の5段には平鋼、下の5段には丸鋼が使われている。輪っか(リング式ターンバックル)の有無、ブレースの形状の違いが櫓の印象に影響していることがよく分かる。背が高いので踊り場を2か所設置している。


魅力的な鉄の造形


下の踊り場は簡素なつくり。上の踊り場は櫓の1面にバルコニーのように張り出したカンガルーポケット(KP)で、東信に多い。今度は踊り場のタイプ分けを行い、脚と同じ様に分布状況を調べてみたい。


たばね脚。背が高い分、脚の間隔が広がる。


 


上田市平井の火の見櫓

2022-08-27 | A 火の見櫓っておもしろい

 上田市真田町長の戸沢地区の電飾火の見を見るために、一昨日(25日)、昼前から出かけた。途中で何基か火の見櫓を観察したので、既に観ているものも含めて載せておきたい。


(再)上田市平井 4柱4〇型SA脚 撮影日2022.08.25


東信地域では7割近くがこの4脚4〇型の火の見櫓。


東信地域では脚の6割がアーチ形の補強部材の下半分を柱と束ねて柱脚まで伸ばした「たばね脚(B)」で、このように柱の中間で留めている「ショートアーチ脚(SA)」は珍しい(3/267)。