透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

八ッ場ダムカレーとダムカレーパン

2022-09-01 | F ダムカレー

 中之条町伊勢町の火の見櫓を観終えた時、11時半過ぎだった。長野原町の道の駅八ッ場ふるさと館に12時過ぎに着く。道の駅で昼食にダムカレーを食べることにした。7月にもこの道の駅で八ッ場ダムカレーを食べている(過去ログ)。

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八ッ場ふるさと館には八ッ場食堂とやまと屋八ッ場本店があるが、前回はやまと屋八ッ場本店の八ッ場食堂のダムカレーを食べた。で、今回は八ッ場食堂のダムカレーにした。この食堂のダムカレーは堤体がごはんではないことは分かっていたが、まぁ、いいかと・・・。


八ッ場ダムカレー 甘口(野菜)税込み700円

今回は竣工検査をパスした。敷地のサイズだけ測ったので記録として載せておきたい。
白い長楕円 長径27cm、短径16cm、高低差(皿の縁の高さ)5cm。

食事の後、道の駅にあるヤマザキYショップの前を通りがかり、入口横の立て看板を見た。八ッ場ダムカレーパンが載っているのを見て、ひとつ買い求めた。普段、昼食は少量で済ませているが、たまにはいいか、と。ダムカレーにしてはごはんが少なめだったし・・・。


八ッ場ダムカレーパン 税込み210円

重力式チーズダム。なかなか好い。 楕円形のパンの長径12cm、短径9cm、高さ3~4cm。


 


中之条町の火の見櫓

2022-09-01 | A 火の見櫓っておもしろい


 みなかみ町からの帰路、高山村を通過して、中之条町伊勢町(国道145号と国道353号の重複区間)を走行中に建ち並ぶビルの後ろの火の見櫓に気が付いた。今日出合った4基目の火の見櫓をスルーするわけにはいかない。適当な場所を探して車を停めて徒歩で引き返してきた。


1387 吾妻郡中之条町伊勢町 4柱4〇型LA脚 撮影日2022.08.31

背の高い火の見櫓だ。簡易な踊り場が2か所ある。




柱の上端に交叉ブレースを設置している。屋根下のスピーカーが物々しい。見張り台の手すりの飾りがエレガント。




上の踊り場も下の踊り場も実に簡素。


ロングアーチ(LA)脚。細長いUを逆さにして、先を広げて脚元で柱にくっつけて留めている。


 


みなかみ町の火の見柱 魚骨タイプ

2022-09-01 | A 火の見櫓っておもしろい




1386 群馬県利根郡みなかみ町入須川 奥平集会所 1本柱(魚骨タイプ)撮影日2022.08.31

 前稿の火の見柱から須川川沿いに10Kmほど奥にある奥平集落にも木造の火の見柱があることをやはり群馬のヤグラー・長井さんのFBで知った。奥平は須川川の左岸の急な斜面にある集落、ストリートビューが撮影に入っていない。場所を特定する手がかりは奥平集会所。みなかみ町のハザードマップにこの集会所が表示されているのをネットで見つけた。衛星写真上に避難所などを表示したマップとグーグルアースを比べて、地形の様子なだからおよその見当をつけておいた。その場所をカーナビにセットして大塩公民館前の火の見柱を後にした。

奥平集落の直前まで進んだところで、車を停めた。「えっ、この急な坂を上るのか・・・」 日常的に車が通っているとは到底思えない細くて急な道だったがここで引き返すわけにはいかない。意を決して上って行った。写真を撮らなかったのは残念。別のルートがあることは帰りに分かった。農作業で軽トラックしか通らないような道を上ってしまったようだ。



左側の建物が奥平集会所 火の見柱は集会所の敷地内に立っている。



長井さんが「魚骨タイプ」と呼ぶこの火の見柱。なるほど。言い得て妙な表現だ。そのまま使わせていただく。






高さ約6mの火の見柱。長さ60cmくらい、直径が2cm弱の丸鋼を50cm間隔で直径約20cmの柱に貫通させて上り下りするステップをつくっている。丸鋼の片側の端部を曲げてあるものもあるが、なぜ両側曲げてないのか、なぜ全てのステップを曲げていないのか、理由が分からない・・・。


魚骨タイプの火の見柱を観終えた。時刻は10時30分だった。遠路はるばるやって来た目的は果たした。せっかくみなかみ町まで来たのだから、火の見櫓を探してみようかとも思ったが、前回(7月)の経験から適当に車を走らせても遭遇することはあまり期待できないと思い、帰ることにした。


次稿から帰路で出会った、あるいは再会した火の見櫓を載せていく。


みなかみ町の自然木の火の見柱

2022-09-01 | A 火の見櫓っておもしろい


みなかみ町布施大塩地区 写真中央の平屋建ての建物が大塩公民館 公民館の前に火の見柱が立っている。


 自宅を朝5時10分頃出発して、9時20分頃到着した。所要時間約4時間(途中休憩、1384の火の見櫓の観察時間を含む)走行距離約163㎞。

 

 




1385 群馬県利根郡みなかみ町布施 大塩公民館前 1本柱(木造火の見柱)撮影日2022.08.31

二股の自然木を上手く使って火の見柱にしている。こんな火の見櫓が立っていることが分かれば、たとえ遠くでも現地で観たくなる。FBにはこの火の見柱とともに大塩公民館の写真が掲載されていた。大塩公民館を頼りにグーグルマップで場所を探した。難なく分かり、SVで確認した。この場所をカーナビにセット、迷うことなくここに到着できた。 こんなのが見つかるから火の見櫓巡りはやめられない、とまらない。

いつも持ち歩いているコンベックス(メジャー)で高さを測った。てっぺんまでの高さ約5m、二股までの高さ約2.6m。柱の根本の直径約20cm。


2本の幹を横架材で繋いで補強して双盤を鎖で吊り下げている。双盤は2か所で吊るから、ぶら下がっている鎖も元々は双盤を吊っていたものと思われる。 

双盤をどうやって叩いていたのかは不明。地上からは双盤の位置が高すぎて叩けない。すき焼き鍋のような形の双盤は底の外側を叩く。今の状態だと双盤の向きが逆ではないかと思う。片吊りになって向きが変わった? 近所の人にヒアリングすればよかった・・・。


2本の横架材の間にごく短い角材を2つ挟み込んである。垂れ下がっている鎖は左側の角材から吊り下げてあったものと思われる。




柱が腐朽している。撤去される日は遠くないかもしれない。




長野県茅野市宮川 高部公民館 設計:藤森照信





火の見櫓を訪ねて

2022-09-01 | A 火の見櫓っておもしろい

 群馬のヤグラーさん(過去ログ)がFBで紹介されていた2基の木造の火の見柱に魅せられて、どうしても見に行きたいと思っていた。昨日(8月31日)群馬県利根郡みなかみ町まで出かけてきた。たった2基の火の見柱を見たいがために、わざわざ群馬県まで出かけて行く・・・。趣味って他人(ひと)の理解の及ばぬところにあるのだと思う。ちなみに昨日の走行距離は約350km。

本稿から昨日観た火の見櫓を順次載せる。



1384 群馬県利根郡みなかみ町師田 4柱44型S3(ショート三角)脚 撮影日2022.08.31

上田市真田町から群馬県の妻恋村に入り、長野原町、東吾妻町、中之条町、高山村を通ってみなかみ町に至るルートは7月と同じ。みなかみ町でこの火の見櫓に遭遇した。群馬入りしてから目的地に向かう間、出合った火の見櫓はこの1基のみ。どうも群馬県は長野県とは違って、主要道路沿いにはあまり火の見櫓が立っていないのではないか・・・。


見張り台の高さはおよそ8m。屋根と見張り台の大きさが極端に違う。


残念ながら半鐘は撤去されている。屋根の4隅に小さい蕨手。見張り台、床は井桁状に架けた梁の上にエキスパンドメタルを張っている。手すりにも同材を張っている。珍しい、初めて見た。蔓様の飾り。


脚部 この脚をショートと見るかロングと見るか・・・、柱下端まで伸ばしておらず、途中で留めているのでショート。柱材と補強材を繋いでいる短材が2本、トラス脚とは見ない。


柱のジョイント部分 上下同一寸法の等辺山形鋼の柱の内側の同形材の短材を当てて計12本のボルトで接合している。